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Channel: 晴れのち平安
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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年10月撮影 七夕~在りし日の紫の上と源氏~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女房の日常 に引き続き、
2006年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿北廂では
『源氏物語』<幻>より
「七夕~在りし日の紫の上と源氏~」の
場面が展示されていました。




<博物館レジュメより>
 “「幻」の巻においては、亡くなった紫の上を
 偲び、七夕の夜に源氏が和歌を読む場面がある。
 この場面では、紫の上亡き後に迎えた
 7月7日が、例年と変わったことが多く、
 管弦の遊びなどもなく、七夕の二星の逢瀬を
 ながめることもしないと記されているので、
 ここでは在りし日の七夕の夜に興じる
 紫の上と源氏の姿を再現してみた。”






「乞巧奠(きっこうてん)」
 “庭に祭壇を設け、糸や針、布をはじめ、
 様々な品を供え、手芸の上達を織女星に
 願うもの”




在りし日の紫の上と源氏



紫の上
小袿姿。



源氏。
烏帽子直衣姿。

七夕の和歌を梶の葉に記す源氏。



梶の葉を用意する女房。



角盥に梶の葉を浮かべ
水面に星を映して眺めます。




「索餅(さくべい)」の用意をする女房。

 “七夕の日には、厄除けのために、その春に
 収穫された麦で作った索餅を食べる習慣があった。
 索餅とは、小麦粉と米粉を水で練り、それに塩を
 混ぜ、練って紐状に細長くし、縄のようにねじり
 合わせたもので、その形状より和名は
 「麦縄(むぎなわ)」という。
 唐菓子のひとつで、油で揚げたお菓子という説も
 あるが、乾燥させて保存したものを、茹でて、
 醤(ひしお/醤油の元祖)や酢などにつけて
 食したようである。”


 “この索餅はある程度太さがあったものであるが、
 これに油を利用して延ばしていったものが素麺であり、
 鎌倉時代には七夕の食べ物として素麺が索餅に取って
 代わるようになるのである。”





 舞楽装束の色々 へ続きます。





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