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【日常】 『源氏物語』<玉鬘>でもその名が登場!筥崎宮に行ってきました♪ (2016年3月26日)

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 私のささやかな日常。

福岡市東区にある筥崎宮へお参りに行ってきました。

筥崎八幡宮とも称し、宇佐神宮・石清水八幡宮とともに
日本三大八幡宮のひとつとして数えられています。

『源氏物語』<玉鬘>において、
その名が登場する神社でもあります。


楼門と御神木「筥松」


角度を変えて・・・



筥崎宮の神苑「花庭園」も散策♪
四季折々の花を楽しめる庭園でお気に入りの場所です。





枝垂れ桜が見ごろを迎えていました。



こちらも桜かな?




 当方のwebサイト『花たちばな』内、こちらのページもご覧ください。

 ・「源氏物語」に登場する筥崎宮






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【三重県明和町】 「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」 日本遺産PV

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 三重県明和町 観光大使のひとり なぎ です。

三重県多気郡明和町を紹介する
日本遺産PVが完成されたそうです。

「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」の魅力が
1分ちょっとにまとめられています。


※明和町日本遺産PV(1分version) YouTube
 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=aiZ6XV0sy0o


とても素敵ですよ。



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【情報】 今年は「四大絵巻」<源氏物語絵巻・信貴山縁起・伴大納言絵巻・鳥獣人物戯画>が公開!

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 絵巻に関する情報です。

国宝に指定されている
『源氏物語絵巻』『信貴山縁起絵巻』『伴大納言絵巻』『鳥獣人物戯画』
の4つは「四大絵巻」と呼ばれています。

今年は「四大絵巻」が各地で公開されます。


■源氏物語絵巻

 五島美術館にて「国宝 源氏物語絵巻」特別展示
  4月29日(金・祝)~ 5月 8日(日)

 ※五島美術館 公式サイト
 ⇒ http://www.gotoh-museum.or.jp/



 徳川美術館にて企画展「やまと絵うるわし」
 11月 9日(水)~12月14日(水)

 ※徳川美術館 公式サイト
 ⇒ http://www.tokugawa-art-museum.jp/



■信貴山縁起絵巻

 奈良国立博物館にて特別展「国宝 信貴山縁起絵巻―朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の至宝―」
  4月 9日(土)~ 5月22日(日)

 ※奈良国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.narahaku.go.jp/




■伴大納言絵巻

 出光美術館にて「美の祝典 Ⅰ ―やまと絵の四季」
  4月 9日(土)~ 5月 8日(日)

 ※出光美術館(東京・丸の内) 公式サイト
 ⇒ http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html




■鳥獣人物戯画

 九州国立博物館にて特別展「京都 高山寺と明恵上人 - 特別公開 鳥獣戯画 -」
 10月 4日(火)~11月20日(日)

 ※九州国立博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.kyuhaku.jp/





お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。




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【京都・風俗博物館】 2010年9月撮影 『枕草子』より法華八講~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2010年9月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『枕草子』「小白河といふ所は」より
「法華八講(ほっけはっこう)~貴族女性の最大の娯楽・法会聴聞~」
の場面が展示されていました。




舞台は、藤原済時(なりとき)の小白河の邸宅に見立てられています。

<博物館レジュメより>
“寛和二年(986年)の旧暦6月18日~21日の4日間、浄土を思わす満開の蓮(はちす)の中、藤原済時(権大納言右大将)の小白河(こしらかわ)の邸宅において法華八講の法会が営まれた。左右の大臣以外はうちそろって諸卿が参会する中、清少納言も聴聞に訪れた。清少納言21才、この日は法華八講結縁の日である。”



かわいらしい様子の元服前の公達。


左から
藤原道隆、藤原実方、藤原義懐、藤原為光



藤原道隆・三位中将


藤原実方・実方兵衛佐


藤原義懐・権中納言


藤原為光・藤大納言




右側
講師(こうじ)清範(せいはん)

“朝座(あさざ)の講師を務める清範は、25歳の若さで文殊の化身と称されるほとの読経の名人で、その尊く美しい様子は高座の上も光が満ちているような心地がしてとてもすばらしい。”



本尊 普賢菩薩像



左から
藤原済時、藤原佐理、藤原相任



藤原済時・小一条大将


藤原佐理


藤原相任・長命侍従






清少納言が乗る牛車と「後に来たる車の女君」が乗る牛車。

“貴族の女性が男性と直接顔を合わすことは慎まれていた時代、当然法会も女性は建物の外で、牛車の車中から説教を聞いていた。牛車より目にする法会の室礼(しつらい)や僧侶・参会の殿上人の風雅を目にすることは、めったに外出することのなかった貴族女性の一大イベントだと考えられる。”



後に来たる車の女君





清少納言

“この約7年後、清少納言は28歳の折、その分才を見込まれ、17歳の道隆の娘・中宮定子のもとに出仕した。”







平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ 『源氏物語』「幻」より へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 平安四季絵巻 文月・七夕 1

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

法華八講~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~『枕草子』「小白河といふ所は」よりに引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 南廂・東廂において
『源氏物語』<幻>より
「平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ 」
の場面が展示されていました。

ふたつの記事に分けてご紹介します。






<博物館レジュメより>
“『源氏物語』の中では「幻」の巻で亡くなった紫の上を偲び、七夕の夜に源氏が和歌を読む場面がある。この場面では、紫の上亡き後に迎えた7月7日が、例年と変わったことが多く、管絃の遊びなどもなく、七夕の二星(にせい)の逢瀬(おうせ)をながめることもしないと記されている。この一節をもとに、二星会合と乞巧奠(きっこうてん)を主とした七夕の夜を紫の上生前の姿として具現化した。”



在りし日の紫の上、明石の姫君、源氏



紫の上


明石の姫君


源氏


梶の葉に和歌を書いて織女星を祭ります。



角盥・・・星を映して眺めます。



 牽牛星と織女星への供え物












芒に糸をかけて裁縫の上達を祈る女童



索餅(さくべい)を運ぶ女房


左:索餅(さくべい)=七夕に食べる厄除けの食べ物
右:氷室に所蔵していた削氷(けずりひ)に甘葛(あまずら)をかけています。







 平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その2 へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 平安四季絵巻 文月・七夕 2

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その1 に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東廂では
平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ ~女房の務め 装束誂え・裁縫~
の場面が展示されていました。




七夕の夜、
織女星に機織りや手芸の上達を願う女房たちです。



櫃に綿をひきかけて綿入れの用意をする女房


装束を仕立てる女房


単(裏の無い)装束を糊をつけてひねる女房


袷(裏地有)装束の生地を用意する女房たち


追風用意。火取香炉で練香を燻らす女房


伏籠(ふせご)に装束をかけて香を移しているところです。
伏籠の下には火取香炉が置かれています。






 四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識 へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 四季のかさねの色目

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その2 に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東廂では
「四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識」
が展示されていました。


展示の様子。


春:梅かさね


夏:花橘(はなたちばな)かさね


秋:捩り紅葉(もじりもみじ)かさね


冬:雪の下かさね


四季通用:松かさね



春:桜かさね








 あざれたる袿姿~平安貴公子くつろぎの美~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 あざれたる袿姿

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識 に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 北廂では
『源氏物語』<紅葉賀>より
「あざれたる袿姿~平安貴公子くつろぎの美~」
の場面が展示されていました。




舞台は二条院西の対に見立てられています。

<博物館レジュメより>
“藤壺宮からのたまさかの返歌に心乱れ、もの思いに臥せっていた源氏は、しとけなく乱れた髪筋もそのままに、紅(くれない)の下袴に白い袿を無造作に纏い、紫の君のもとを訪れる。笛をなつかしく吹き興じながら歩む、そのうちとけた袿姿は、神々しいほどの美しさである。”










袿姿の源氏をいろいろな角度から撮影。




袿姿の紫の君。


筝の琴が置かれていました。






絵の用意をする女房。






 局~女房の日常~「長月・重陽」「偏つぎ」「身嗜み、紙の手入れ・化粧」 へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 局~女房の日常~

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京都市下京区にある風俗博物館のこと。

あざれたる袿姿~平安貴公子くつろぎの美~ に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

局(つぼね=渡殿にある上臈の女房に与えられた部屋)では
局~女房の日常~
「老いを拭って長命祈願、年中行事 長月・重陽(菊花の宴)」
「偏つぎ」「身嗜み・髪の手入れ・化粧」
が展示されていました。


 平安朝の年中行事 長月 重陽の節句


上から見た様子。

<博物館レジュメより>
“旧暦九月九日は中国において陽(よう)の数字である九が重なっているということで重陽と呼ばれる。
この重陽の頃は菊の花が盛りで、唐土より伝わった菊の花は万病を避け、不老長寿を保つ薬草として重用されていたので、その菊花の霊力を戴き、邪気を払い長寿を祝って菊酒を飲み、御帳台や長押には魔除けの茱萸嚢(ぐみぶくろ=現在の山椒と小菊)を吊るし、菊の着せ綿(わた)という風習を行うことがされた。”


“菊の着せ綿は重陽の日の前日に菊花に真綿(まわた)をかけておき、一晩おいて菊花の朝露を移した綿で体を拭うと老いが避けるという風習である。
『源氏物語』「幻」巻においては菊の着せ綿を見て亡き紫の上を偲ぶ傷心の源氏の姿が描かれている。
また『紫式部日記』には藤原道長の正妻である源倫子より紫式部が菊の着せ綿を賜ったことが記されている。”




菊の着せ綿で体を拭うと老いが避けるという風習がありました。


菊酒





茱萸嚢(ぐみぶくろ=現在の山椒と小菊)を几帳に吊るす女房


几帳に吊るされた茱萸嚢




 偏つぎ


上から見た様子。



偏つぎに興じる女房

“偏つぎとは、主として女性や幼い子が漢字の知識を競い合った遊びで、偏(へん)と旁(つくり)に分かれた札を使って様々な遊び方がある。”





 身嗜み、髪の手入れ・化粧




髢(かもじ)を手にする女房。
当時は化粧をすることが成人女性の身嗜みでした。






 歳暮の衣配り へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 歳暮の衣配り

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京都市下京区にある風俗博物館のこと。

局~女房の日常~ に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 北の孫廂と北廂では
『源氏物語』<玉鬘>より「歳暮の衣配り」
の場面が展示されていました。



<博物館レジュメより>
“源氏35歳の年の暮れ、秋に落成した六條院春の御殿において、各町の御殿に住まわせている女君達にふさわしい正月用の晴れ装束を紫の上と共に調えた。”



源氏・・・直衣姿


紫の上・・・袿姿




 空蝉尼君(二條東院へ住まう)・・・袿姿


源氏の装束より選んだ梔子(くちなし)の袿


聴色(ゆるしいろ)の袿を運ぶ女房

 青鈍の織物、いと心ばせあるを見つけたまひて、御料にある梔子の御衣、聴し色(ゆるしいろ)なる添へたまひて、




 明石御方(冬の御方)・・・小袿姿



 梅の折枝、蝶、鳥、飛びちがひ、唐めいたる白き小袿に、濃きがつややかなる重ねて、




 明石の姫君(春の御殿寝殿に住まう)・・・細長姿



 桜の細長に、つややかなる掻練(かいねり)取り添へては、姫君の御料なり。




 紫の上(春の御方)・・・小袿姿



 紅梅のいと紋浮きたる葡萄染の御小袿、今様色(いまよういろ)のいとすぐれたるとは、かの御料。




 末摘花(二條東院に住まう)・・・袿姿



 柳の織物の、よしある唐草を乱れ織れるも、いとなまめきたれば、




 花散里(夏の御方)・・・袿姿



 浅縹の海賦の織物、織りざまなまめきたれど、匂ひやかならぬに、いと濃き掻練具して、




 玉鬘(夏の御殿に住まう)・・・細長姿



 曇りなく赤きに、山吹の花の細長





展示の様子。






 女房のお勤め 御格子参る へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 女房のお勤め 御格子参る

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

歳暮の衣配り に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 西廂では
『枕草子』『紫式部日記』『源氏物語』<末摘花>より
「女房のお勤め 御格子(みこうし)参る」
が展示されていました。


全体の様子。

<博物館レジュメより>
“格子は表裏ともに黒漆塗りで、その間に胡粉塗りの薄い板が挟んであるのが正式で、格子の種類には一枚格子と二枚格子があり、一枚格子は寝殿や対の屋の南に面した、儀式や行事の多い場所に使われた。
これらの格子を朝夕上げたり下げたりすることを「御格子参る(みこうしまいる)」と言い、女房達の大切な仕事の一つであった。”






一枚格子を内側に押し上げる女房たち。
碁盤を踏み台として使っています。

“格子は一枚格子の場合、建物の内側に押し上げ、吊り上げるので、御簾も格子の外に懸けられる。”




二枚格子の上の格子を外側に吊り上げる女房たち。


二枚格子の下の格子を取り外して運ぶ女房たち。

“二枚格子は上の格子を外側に吊り上げ、下の格子は用途によって取り外し、御簾は内側に懸けられた。”







食膳を運ぶ女房






 実物大展示室へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 実物大展示室

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女房のお勤め 御格子参る に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

実物大展示室では
直衣姿の男君、
細長姿の姫君
唐衣・裳姿<十二単姿>の女房、
衵(あこめ)姿の女童が
展示されていました。





母屋にいる直衣姿の男君。



細長、唐衣・裳<十二単>、衵





細長姿の姫君






唐衣・裳姿<十二単姿>の女房



衵姿の女童





着装体験。 

風俗博物館、実物大展示室には
洋服の上から自由に羽織ることができる
装束がありました。

 ・男性用・・・狩衣姿(狩衣と指貫)
 ・女性用・・・袿姿(単と袿)

※2016年現在、着装体験コーナーはありません。


写真右側にいるのが袿姿の私です。




以上、2010年9月における風俗博物館の展示の様子でした。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 明石姫君の入内

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2012年6月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『源氏物語』<藤裏葉>より
「明石姫君の入内 ~姫君の通過儀礼・婚礼~」
の場面が展示されていました。



<博物館レジュメより>
“源氏39歳の4月20日頃(旧暦)、愛娘の明石の姫君が11歳で東宮のもとへ入内した。この年の2月11日の“裳着(もぎ)の儀”より様々な贅美を尽くした準備が盛大に進められ、ようやく迎えた入内であった。明石姫君入内の夜は、源氏の北の方として紫の上が付き添って参内し、入内の儀式で最も重要な婚礼の三日間を姫とともに過ごし、その後、紫の上は宮中を退出した。”


寝殿南廂にいる紫の上:唐衣・裳姿



写真中央:紫の上
手前の女性:紙燭をかざす下仕の女房







牛車の一種・糸毛車(いとげのくるま)に乗る明石の姫君。
そばにいるのは源氏。

明石の姫君:唐衣・裳姿



源氏の後ろ姿



糸毛車に乗る明石の姫君。別の角度から。



糸毛車と車副(くるまぞえ)





唐車と糸毛車



唐車



牛飼と牛



網代車




2012年から2015年までの展示において
透渡殿(すきわたどの)の下がくぐれるようになっていました。






 明石姫君の裳着~姫君の通過儀礼・成人~ へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 明石姫君の裳着

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

明石姫君の入内 ~姫君の通過儀礼・婚礼~ に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 南廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「明石姫君の裳着 ~姫君の通過儀礼・成人~」
の場面が展示されていました。





舞台は、六條院秋の御殿 寝殿にみたてられています。


明石の姫君と秋好中宮

<博物館レジュメより>
“源氏39歳の2月11日(旧暦)、六條院秋の御殿において、源氏の唯一の愛娘である明石の姫君の裳着が行われた。11歳で迎える明石の姫君の裳着は、腰結の役を秋好中宮自らが務めるという、先例のない盛儀であった。”



明石姫君:濃長袴(こきながばかま) 白単 白五衣 白表着 白唐衣 白裳


秋好中宮:唐衣・裳姿
明石姫君の裳(も)の小腰(こごし)を結びます。




源氏:冠直衣姿


紫の上:唐衣・裳姿




鏡と鏡箱


理髪道具





髪上げの内侍






髪上げの内侍のための禄が用意されています。



女房たち


汗衫姿の女童





草子つくり ~姫君の通過儀礼・婚礼準備~ へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 草子つくり その1

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

明石姫君の裳着 ~姫君の通過儀礼・成人~ に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「草子つくり ~明石姫君婚礼仕度~」
の場面が展示されていました。

ふたつの記事に分けてご紹介します。





舞台は、六條院春の御殿 寝殿にみたてられています。

<博物館レジュメより>
“桜の盛りも過ぎて浅緑の空がうららかな頃、源氏は寝殿に独り離れ、御簾をあげわたして端近くで脇息の上に草子を置き、くつろいだ袿姿で草子を書くことに心砕いている。御前には草紙の情趣が解せる女房二三人ほどだけが伺候し、墨を擦らせている。そこへ、兵部卿宮が依頼の草子を持参し、風流人として名高い兵部卿宮は香合わせに続き、源氏のもとへ集められた草子を様々に評論した。”





源氏:袿姿

“平安時代、男性の袿姿は一番くつろいだ服装で、客人はもとより、目上の家族であっても人前に出るには憚られる服装であった。それが故に、限られた者のみが目にする、貴公子のくつろぎの姿には艶(つや)が増す。この場面の草子つくりに熱中する源氏のくつろいだ姿も「飽く世なくめでたし(いつまでも見飽きない美しさ)」と賞賛されている。”






墨を擦る女房



草子を持参した蛍兵部卿宮




 草子つくり その2 平安時代の御冊子つくり へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 草子つくり その2

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

草子つくり~明石の姫君婚礼支度~ その1 に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 北廂では
平安時代の御冊子つくりの様子が展示されていました。




冊子をつくる女房たち



1、冊子の料紙になる継紙つくり~紙を切る~




紙を着る女房



2、冊子の料紙になる継紙つくり~切った紙を美しく継ぎ合わせる~




切った紙を継ぎ合わせる女房



3、書写をする女房




書写をする女房



4、のりづけする女房(粘葉装(でっちょうそう)に糊で綴じる)




のりづけする女房






 局~明石姫君入内・参入女房身仕度~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 局~明石姫君入内・参入女房~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

草子つくり ~明石姫君婚礼支度~ その2 に引き続き、
2012年6月撮影した風俗博物館の展示の様子です。

局(つぼね)では
局 ~明石姫君入内・参入女房の身仕度~
が展示されていました。


 ~香りを纏う、もう一つの装束・伏籠(ふせご)~





<博物館レジュメより>
“直接男女が顔をあわせる機会が少なかった平安時代、趣味の良さを相手に伝える手段としての一つが、香であった。装束とともに、香りを纏うという意味で、もう一つの装束ともいえる。自分の好みに調合した練香(ねりこう)を、火取香炉(ひとりこうろ)で燻らし、その上に伏籠という竹の籠を置き、さらに上に装束を架けて香を移すのである。”



 ~女房の務め 装束誂え・裁縫~






単(ひとえ)仕立ての裁ち生地の端の始末は
もち米を練って作った糊を裁った生地につけ、
「ひねる」という仕立てをしました。




 ~女房の身嗜み・髪について~




髢(かもじ=付け毛)をつける女房。

“平安女性の容姿の美しさの中で大きな比重を占めていたのが頭髪であり、豊かで長い髪がもてはやされた。”
“平安女性の豊かな黒髪に対する憧れからくる、髢(かもじ)を使った身嗜みは、現代女性に通じるおしゃれ感覚であると思われる。”


髢(かもじ)




 ~顔づくり・平安時代の化粧~


化粧することが成人女性の身嗜み。








 薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 薫物合せ~婚礼仕度~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

局~明石姫君入内・参入女房の身仕度~ に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 北廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「薫物合せ(たきものあわせ)~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~」
の場面が展示されていました。






舞台は、六條院 春の御殿 寝殿に見立てられています。

<博物館レジュメより>
“明石の姫君の裳着が執り行われる前日の二月十日、雨が少し降って紅梅が盛りの夕暮れ、六條院において風流人として名のしれた蛍兵部卿宮を判者としての薫物合せが行われた。”

“裳着とその後に控えた東宮入内の準備のため、当代の文化の粋を尽くした名品がつぎつぎに六條院に集約される様は、まさに源氏自身が文化の中心にいることを示し、明石の姫君の入内とともに宮中にもたらされる最上の文化の数々の準備が六條院を中心に華やかに進められていくのである。”



源氏:直衣姿






朝顔前斎院からの使者




紅梅かさね


朝顔前斎院からの使者への禄(ろく)、紅梅かさね<表=紅梅、裏=蘇芳>の細長。







蛍兵部卿宮と夕霧





香を調合している女房






 東宮の消息使 ~婚礼作法~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 東宮の消息使~婚礼作法~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~ に引き続き、
2012年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 西廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「東宮の消息使 ~婚礼作法~」
の場面が展示されていました。




舞台は、六條院春の御殿 寝殿に見立てられています。

明石の姫君が東宮に入内する前のこと。
東宮の消息(しょうそく=手紙)をもった使(つかい)が
六條院春の御殿 寝殿へ遣わされている場面です。





東宮の消息をもった使(つかい)が
六條院春の御殿 寝殿の南簀子に参上しています。

東宮の使者は蔵人(くろうど)の右近衛少将がつとめました。






東宮からの消息を受け取る明石の姫君の乳母。

この後、消息使は明石の姫君の返歌をいただいて宮中に帰参します。




お使いの一行は十分な饗と禄でもてなされます。
写真は禄を用意している女房。




簀子で消息使を迎える源氏。




打出(うちいで)
“寝殿や対の屋の御簾の下から、女房装束の袖口の重ね色目をはなやかに見せる装飾。
 着飾っている女房が居並んでいるように見せるが、実際は重ねた装束を朽木文様(くちきもんよう)の几帳の帳(とばり)ごと抱え込むように絞り、左右の袖口から出した裳(も)の紐で結んである。”






 『竹取物語』の展示へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 『竹取物語~かぐや姫の昇天~』

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

東宮の消息使 ~婚礼作法~ に引き続き、
2012年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

2012年(平成24年)のリニューアルにともない、
平安初期を題材とした『竹取物語~かぐや姫の昇天~』
が4分の1の縮尺で展示されていました。

※この展示は2012年から2015年まで行われました。



実物大展示室において展示されていました。


全体の様子。


かぐや姫


写真右:かぐや姫の背後から天の羽衣をきせかける天女
写真中央:かぐや姫



媼(おうな)


翁(おきな)


かぐや姫の侍女




飛ぶ車に乗った王



天女たち




 実物大展示室へ続きます。





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