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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 月の宴(えん)

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

局~女房の日常 装束誂え・裁縫、もう一つの装束・伏籠、暗闇を照らす燈台~ に引き続き、
2009年8月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 北廂では
『源氏物語』<鈴虫>より
「月の宴」の場面が展示されていました。

舞台は、冷泉院(上皇御所)に見立てられています。


人物配置は国宝『源氏物語絵巻』<鈴虫 二>を参考にされた展示でした。

<博物館レジュメより>
“源氏50歳の八月十五夜(旧暦)、4年前に28歳で譲位し、今は上皇として心寂しく暮らす冷泉院のもとを訪れた。”


冷泉院。32歳。
冠直衣姿。


源氏(准太上天皇)50歳。
冠直衣姿。


夕霧。(29歳)
直衣布袴(ほうこ)姿。


蛍兵部卿宮。






上達部たち。



全体の様子。



“~二藍(ふたあい)の直衣について~
二藍とは、紅花の紅(くれない)を染めた上に藍で染めた色で、色を合わせる比率によって染まる色がことなる。
そのため、二藍の直衣といっても、年齢の違いによって染め方に違いがあり、若いほど紅の色を濃くし、年齢が上がるとともに紅を薄くしていった。”
“夏装束の二藍の直衣の色目は、一言に「二藍の直衣」と言っても、年齢や風格にあったものを着用するのでその色は多用であった。
この展示では年齢順に、源氏(50歳)→蛍兵部卿宮(源氏の異母弟)→冷泉院(源氏と藤壺の子・32歳)→夕霧(源氏と葵上の子・29歳)→上達部の順に二藍の色の移り変わりの妙をご覧下さい。”







四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識 へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 四季のかさねの色目

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

月の宴 に引き続き、
2009年8月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東側では
「四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識」
が展示されていました。



≪かさね色目・春夏秋冬≫


 春:梅かさね


“早春に咲き競う紅梅の様々を表したかさね色目。
着用時期旧暦11月~2月”


 春:桜かさね


“五衣の「衣」のかさねにはみられず、裏表の「布」のかさねできわめて多く用いられ、好まれたかさね色目である。
表地の白色に裏地の紅がほのかにすけた様が桜を象徴的に表している。
着用時期は旧暦正月~3月。”


 夏:菖蒲かさね


“端午節句に使用するサトイモ科の菖蒲の「根」と「葉」の色の対比を表したかさね色目。”
“緑に色づいた葉先より根に近づくに従い白くなり、根元は鮮やかな紅梅色となり、白く長い根に繋がる。
かさね色目で、端午の節の菖蒲を特に称賛した、高い香気が感じられるようなかさね色目である。
着用時期旧暦4月~5月。”


 夏:藤かさね


“藤の花の色づいた紫の濃き薄きと、新緑の葉の美しさを表現したかさね色目。
古来、藤は松に絡みかかって咲いている姿が賞賛された。
着用時期旧暦4月頃。”


 夏:花橘かさね


“常緑である橘の木が、春を迎えて色濃く葉が色付き、初夏には白い花が咲き、やがて朽葉(くちば)色をの実を実らすという、橘の木を一年を通して表したかさね色目。
着用時期旧暦4月~5月。”


 初秋:撫子かさね


“秋の七草の一つである撫子を色彩で表現したかさね色目。”
“着用時期旧暦5月~8月頃。”


 秋:捩り紅葉(もじりもみじ)かさね


“紅葉する木々の色を、表裏違う色を組み合わせて表したかさね色目。
着用時期旧暦10・11月頃。”


 冬:雪ノ下かさね


“降り積もった雪の下にも、春待つ紅梅と新芽を思わせる、生命力溢れるかさね色目。
着用時期旧暦11月中旬より春頃まで。”





※オリーブ色文字は博物館レジュメより。





 紫のゆかり~藤壺の宮の面影を求めて・紫の君の養育とひいなあそび~ へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 紫のゆかり

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識 に引き続き、
2009年8月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対では
『源氏物語』<若紫>より
「紫のゆかり~藤壺の宮の面影を求めて・紫の君の養育とひいなあそび~」
の場面が展示されていました。

舞台は二條院西の対に見立てられています。





<博物館レジュメ>より
“源氏18歳(近衛中将)の秋の末、身寄りを亡くした10歳の紫の君を、源氏の自邸である二條院西の対に引き取った。
この二條院は、源氏が母 桐壺の更衣から伝領した邸であり、源氏が臣籍降下してから後、35歳で六條院が完成するまでの間、源氏の本邸になっていた邸宅であった。
この二條院の「東の対」に源氏は住まいしており、普段は接客場所として使われていた「西の対」へ紫の君を招き入れたのである。”

“紫の君を引き取った源氏は2・3日宮中へ参内もせず、お手本になるような手習(てならい)や絵などを書いて見せ、特別にたくさんの雛(ひいな)あそびの道具などを作り並べ、紫の君がなつくように一緒にすごした。”


写真左から
源氏、紫の君、少納言(紫の君の乳母)



源氏=直衣姿。
紫の君=服喪(ふくも)袿姿。


紫の君の乳母である少納言。








雛(ひいな)あそびの調度品も精巧にできています。
紫の君に仕える女童たちの姿もありました。



御膳。



手習(てならい)。
奥には和琴(わごん)が置いてありました。



「偏つぎ」と「双六」



光源氏の乳兄弟・惟光。





 実物大展示室 へ続きます。






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 実物大展示室(狩衣姿体験)

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

紫のゆかり~藤壺の宮の面影を求めて・紫の君の養育とひいなあそび~ に引き続き、
2009年8月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

実物大展示室では
直衣姿の男君、
唐衣・裳姿<十二単姿>の女房、
衵(あこめ)姿の女童が
展示されていました。





母屋にいる直衣姿の男君。



廂にいる女房。
唐衣・裳姿
・・・いわゆる十二単姿です。


廂にいる女童。
衵(あこめ)姿。



母屋から廂を見た様子。



鏡台にかけられた鏡。


高燈台。


屏風。


襖障子(ふすましょうじ)。


二階棚。


御帳台(みちょうだい)





 着装体験。 

風俗博物館、実物大展示室には
洋服の上から自由に羽織ることができる
装束があります。

 ・男性用・・・狩衣姿(狩衣と指貫)
 ・女性用・・・袿姿(単と袿)


狩衣姿になってみました。







以上、2009年8月における風俗博物館の展示の様子でした。







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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 実物大展示室 二階棚

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

風俗博物館の実物大展示室にあった
二階棚(にかいだな)について見ていきたいと思います。


二階棚
上下二層からなる高脚の棚で、
黒漆に蒔絵、螺鈿のものがあるそうです。

火取(ひとり)、ゆする坏(ゆするつき)、
唾壺(だこ)、打乱筥(うちみだりのはこ)などの調度が置かれます。



火取(ひとり)
火取香炉(ひとりこうろ)のこと。
薫物(たきもの)をくゆれすための道具です。



ゆする坏(ゆするつき)
髪を洗ったり梳いたりする時に必要な
米のとぎ汁を入れるための器。



唾壺(だこ)
唾を吐きいれる用具。
中国では実用的な用具でしたが
日本に入ってからは装飾的なものになったのだとか。



打乱筥(うちみだりのはこ)
木製で作られた長方形の浅い筥。
理髪の具(ぐ)や生地などを納めます。


※この記事の写真は、2009年8月に風俗博物館で撮影したものです。



 参考にさせていただいた本。


源氏物語 六条院の生活



源氏物語と京都 六條院へ出かけよう






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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 実物大展示室 御帳台

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

風俗博物館の実物大展示室にあった
御帳台(みちょうだい)について見ていきたいと思います。


寝殿の母屋にすえる天蓋付きのベッド。

貴人の座臥のための施設でしたが
のちには権威の象徴となりました。







前面の左右の柱には
水気よけの「犀の角」
または木で作られた角形をかけています。



御帳台の中の様子。



日中は三方に几帳をたてます。



後方の左右の柱には
魔除けの「八稜鏡」がかけられています。



天上を見上げた様子。

御帳台の中に入って座ると
意外とリラックスできました。



※この記事の写真は、2009年8月に風俗博物館で撮影したものです。



 参考にさせていただいた本。


源氏物語 六条院の生活



源氏物語と京都 六條院へ出かけよう






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【日常】 Togetterを始めました。

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 私のささやかな日常。

ご存知の方も多いと思いますが、
私はTwitter(@kakitutei)で毎日あれこれつぶやいています。

今月に入ってから、時々
Togetterで自分のツイートをまとめるようになりました。

 ※元りぼんっ子がりぼん9月号付録「まんが家デビューセット」でお絵描きしてみた
 ⇒ http://togetter.com/li/857522

 ※赤間神宮 2015年8月18日
 ⇒ http://togetter.com/li/862279

 ※【ラジオ実況】歴史に親しむ「平安貴族は激務の毎日」2015年8月20日アンコール放送【藤原道長】
 ⇒ http://togetter.com/li/862965


2015年8月にまとめたのは上記の3つです。

ご興味がおありの方は覗いてみてくださいね。





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【情報】 京都府宇治市 源氏ろまん2015 今秋開催!申し込み受付が開始されているイベントも。

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 源氏物語に関連する情報です。

2015年秋(10月~11月)、
宇治茶と源氏物語のまち 京都府宇治市の各地で
「源氏ろまん2015」が開催されます。

すでに
申し込み受付をしているイベントもあります。

源氏物語にご興味がおありの方はぜひチェックを

 ※源氏ろまん2015(宇治市公式サイト内)
 ⇒ http://www.city.uji.kyoto.jp/0000015055.html

 ・源氏物語セミナー(講師:林望さん)「源氏物語の奥深い楽しみ」
  10月17日(土)開催。申込み締め切り、9月30日(水)
 → http://www.city.uji.kyoto.jp/0000015056.html

 ・第25回紫式部文学賞・紫式部市民文化賞贈呈式及び記念イベント
   宇治市源氏物語ミュージアム名誉館長講座(瀬戸内寂聴さん)
   源氏の花模様~女君の恋・百花繚乱~ (假屋崎省吾さん)
  11月15日(日)開催。申込み締め切り、10月9日(金)
 → http://www.city.uji.kyoto.jp/0000015059.html






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【情報】 福井県越前市で「源氏物語アカデミー」開催。10月23日から25日まで!

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 源氏物語に関するイベントのご紹介です。

福井県越前市 武生パレスホテルほか にて
今年も「源氏物語アカデミー」が開催されます。

先日、公式サイトが更新されていました。

今年のテーマは
『源氏物語と遊芸』

 【会期】 平成27年10月23日(金)~24日(日)

 【会場】 武生パレスホテル ほか


講師の先生方も大変豪華です。

 ・朧谷 壽先生(同志社女子大学名誉教授)
 ・中川正美先生(梅花女子大学名誉教授)
 ・伊井春樹先生(大阪大学名誉教授)
 ・福嶋昭治先生(京都橘大学教授)
 ・後藤祥子先生(日本女子大学名誉教授)
 ・高田祐彦先生(青山学院大学教授)


申込期限は、9月30日(水)。


お申込み・お問い合わせは
源氏物語アカデミー委員会へどうぞ。

 ※源氏物語アカデミー公式サイト
 ⇒ http://www.genji-ac.jp/





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【情報】 滋賀県大津市 石山寺にて「石山寺と紫式部展 源氏物語と屏風Ⅱ」開催!

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 源氏物語に関する展示のご紹介です。

滋賀県大津市、
石山寺の豊浄殿にて
秋季「石山寺と紫式部」展 源氏物語と屏風Ⅱ が
開催されます。

 【期間】 9月 1日(火)~11月30日(月)

 【時間】 午前10時~午後4時


 ※石山寺 公式サイト
 ⇒ http://www.ishiyamadera.or.jp/
 ⇒ http://www.ishiyamadera.or.jp/ishiyamadera/gyouji/shikibuten/index.html
 ⇒ http://www.ishiyamadera.or.jp/ishiyamadera/gyouji/shikibuten/sikibuten_1509.html


お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。





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【日常】 「ことりっぷマガジン vol.6 2015秋」を読みながら香りを纏うひととき。

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 私のささやかな日常。

先日発売された 旅&ライフスタイルマガジン
「ことりっぷマガジン vol.6 2015秋」を購入。

 ※ことりっぷ
 ⇒ http://co-trip.jp/
 ⇒ http://co-trip.jp/magazine/#breadcrumb



“秋号のメインテーマは「ふわり、誘われ 香りをめぐる京都」。
 お香をはじめとする香りグッズの特集や「『源氏物語』の香りにまつわるおはなし」
 「料理と香りの深いつながり」など、秋の京都を目ではなく<香り>という五感を
 使って旅する、という形でご提案しています。”


楽しく読みました。

巻末特別付録は「ことりっぷ宇治」!
京都・宇治ファンにオススメです。



 ことりっぷマガジン vol.6 2015 秋 (ことりっぷ | 旅行雑誌)


p24「『源氏物語』の香りにまつわるおはなし」で紹介されていた
松栄堂さんのお香「源氏かおり抄」シリーズはどれも素敵で
買うのにいつも迷ってしまいます。

 
 松栄堂 源氏かおり抄 『乙女』

 
 松栄堂 源氏かおり抄 『蜻蛉』





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【日常】 疲れた時はオルゴールのメロディーでやすらぎの時間

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 私のささやかな日常。

ちょっと情緒不安定だなと思った数日前の午後、
雑貨屋さんでこんなCDに出会いました。



ジャケットが
アルフォンス・ミュシャの
「黄道十二宮」の一部です。

「アヴェ・マリア」
「主よ、人の望みの喜びよ」
「メヌエット~アルルの女」
「カノン」など
私が知っている名曲ばかりが
オルゴールで奏でられているとあって
即購入。

自宅で繰り返し聞いて癒されています。
疲れて頑なになった心がゆるやかにほどけていくみたい・・・。



Amazonでも買えるようです。
 
 カノン~クラシック・コレクション




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【情報】 岐阜県高山市 光ミュージアムにて特別展「紅葉と紫式部展~大観、玉堂、松園 他~」開催!

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 紫式部に関連した展覧会の情報です。

Twitterのフォロワー様から教えていただきました。
ありがとうございます。

岐阜県高山市にある光ミュージアムにて
特別展「紅葉と紫式部展~大観、玉堂、松園 他~」が開催されます。

会期は、9月17日(木)~12月8日(火)まで。

“日本では、紅葉の季節になると紅葉狩りに出かける人が多く見られます。
 この習慣は平安時代の風流から始まったとされています。
 また、古来より紅葉は、和歌をはじめ様々な芸術の題材となっています。
 上村松園の「紫式部図」をはじめ名月や紅葉が描かれた日本画や
 浮世絵約40点をご覧いただき、芸術の秋をご堪能いただきたいと存じます。”



 ※光ミュージアム
 ⇒ http://h-am.jp/



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【三重県明和町】 斎宮跡復元建物竣工式・いつきのみや観月会 9月26日(土)開催!

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 三重県明和町 観光大使のひとり なぎ です。

三重県多気郡明和町の史跡「斎宮跡」に
平安時代の3棟の復元建物が完成されたそうです!!

明和町観光大使事務局さんから以下のような
情報をお知らせいただきました。



 ~~引用開始~~


斎宮跡復元建物竣工式

内容:式典、古典群読、伊勢大神楽など
   (同時開催/物産展 11:00~20:30頃)
日時:平成27年9月26日(土)
   10:30~12:00
場所:さいくう平安の杜、復元建物建設地
お問い合わせ:斎宮歴史博物館
       TEL(0596-52-3800)

――――――――――――――――――――――――――――――――

さいくう平安の杜 復元建物竣工記念
第15回いつきのみや観月会

内容:斎王寿の儀、雅楽演奏会など
   長岡成貢氏 復元建物竣工記念コンサート
   「祈りを捧げた皇女たちの物語~2015」
日時:平成27年9月26日(土)
14:30~20:30頃
(雨天の場合一部内容を変更して9月27日(日)に開催します)
場所:いつきのみや歴史体験館周辺・さいくう平安の杜
お問い合わせ:いつきのみや歴史体験館
       TEL(0596-52-3890)



 ~~引用終了~~




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【日常】 9月9日は重陽の節句 「菊の露若ゆばかりに袖触れて花のあるじに千代は譲らむ」

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 本日9月9日にTwitterでつぶやいたことを編集してこちらに掲載します。

9月9日は「重陽の節句」。
別名「菊の節句」とも言われます。

9月8日の夜に菊花の上に真綿をかぶせて露や菊の花の香りを移し、
9日の朝にその綿で体や顔を拭うと老いが避けられる・若返ると考えられていました。

この露や菊の花の香りが移った綿を「菊の着せ綿」といいます。


さて、
「重陽の節句」の「菊の着せ綿」といえば
思い出される和歌があります。

 「菊の露若ゆばかりに袖触れて 花のあるじに千代は譲らむ」


上記の和歌は、
寛弘5年(1008年)9月9日、
藤原道長の正妻である源倫子から紫式部へ
「菊の着せ綿」が贈られた時に紫式部が詠んだ歌で
『紫式部日記』や『紫式部集』にも収められている歌です。

けれども、この歌が倫子に送られることはなかったのだとか。

山本淳子先生による『紫式部日記』の現代語訳によると、

「せっかくの菊の露、私はほんの少し若返る程度に触れておいて、
 後は花の持ち主、奥様にみなお譲りしますわ。どうぞ千年も若返って下さいませ」

という意味だそうです。

 
 紫式部日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)




「菊の着せ綿」を贈ってきた源倫子、
それに対して和歌を詠む紫式部の関係を
どうみるか諸説あるそうです。

 ・「菊の着せ綿(=アンチエイジング)が必要なのは私ではなく倫子さまのほうですよ。」

 ・「私のような身分低い者が倫子さまから菊の着せ綿を賜るなんて恐れ多いです~!」

どちらでも意味を受け取れる和歌のような気がします。



この当時、藤原道長の正妻である源倫子は45歳。
紫式部のほうが年下です。

一説によると、紫式部は藤原道長の召人であったともいわれています。

また、源倫子と紫式部は「またいとこ」の関係でもあり
ふたりは親しい間柄だったと見る方もいらっしゃるそうです。



この和歌の真相はいかに・・・!?






オススメの本。
 
 

 新訂版 紫式部と和歌の世界―一冊で読む紫式部家集 訳注付


 
 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)





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【情報】 福井県越前市 「たけふ菊人形」 菊人形館のテーマは『平安菊花絵巻 紫式部』!

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 紫式部に関する情報です。

福井県越前市、
越前市武生中央公園で毎年秋に行われる
「たけふ菊人形」。

今年の菊人形館のテーマは
『平安菊花絵巻 紫式部』だそうです。

“源氏物語を描いた紫式部が、人生で一度だけ都を離れて過ごした地が
 越前市ってご存知でしたか。
 源氏物語執筆に大きな影響を与えた越前市での思い出を菊人形で表現します。”


 ※たけふ菊人形
 ⇒ http://たけふ菊人形.com/


 【会期】 10月2日(金)~11月8日(日)



2008年「たけふ菊人形」で撮影した紫式部です。



 当方のwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』内、こちらのコンテンツもご覧ください。

 ・紫式部と越前たけふ






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【情報】 宇治市源氏物語ミュージアム×小倉百人一首殿堂 時雨殿 「紫式部の和歌と物語」9月末開催!

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 紫式部に関する展覧会の情報です。

この秋、
宇治市源氏物語ミュージアムと小倉百人一首殿堂 時雨殿が
「紫式部の和歌と物語」をテーマに連携企画展を開催されます!!


 宇治市源氏物語ミュージアム

  【タイトル】 『紫式部と源氏物語』

  【期  間】 9月30日(水)から11月29日(日)まで

  【公式HP】 http://www.uji-genji.jp/



 小倉百人一首殿堂 時雨殿

  【タイトル】 『紫式部と女流歌人たち』

  【期  間】 9月29日(火)から12月23日(水・祝)まで

  【公式HP】 https://www.shigureden.or.jp/




2館による連携企画展ということで
ひょっとしたら何らかの関連イベント(?)が
行われるのではないかと勝手に期待しております。

詳細な情報の発表をお待ちしております。






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【情報】 京都 時雨殿のイベント「紅葉の嵐山 王朝文化の雅にふれる」が盛りだくさんな件について。

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 源氏物語や紫式部に関するイベント・講演会の情報です。

京都市右京区、嵐山にある
小倉百人一首殿堂 時雨殿において
9月29日(火)から12月23日(水・祝)まで
企画展「紫式部と女流歌人たち 紫式部の和歌と物語」が
開催されます。

この企画展は宇治市源氏物語ミュージアムとの連携企画展でもあります。


さて、
時雨殿の企画展「紫式部と女流歌人たち」関連イベントとして
さまざまなイベントや講演会が行われます。

 ※時雨殿 「紅葉の嵐山 王朝文化の雅にふれる」
 ⇒ https://www.shigureden.or.jp/info/001977.html

10月31日(土)から12月12日(土)まで
盛りだくさんな内容です!!

この中から 特に 気になるイベントを選んで
ご紹介しますと・・・


 【講義と体験イベント】 「王朝文化を見て、遊ぶ」開催。
 十二単着装実演と平安時代の遊び体験イベントだそうです。
  11月14日(土) (1) 10:30~12:00/(2) 13:30~15:00


 【朗読・対談】 「紺野美沙子 嵯峨野の秋を詠む」開催。
 紺野美沙子さんによる源氏物語<賢木>の朗読。
 三田村雅子先生や吉海直人先生を交えてのトークセッション。
  11月22日(日) 13:30~15:00


 【講演会】 「紫式部 その魅力に迫る」開催。
 (講師:フェリス女学院大学名誉教授 三田村雅子)
  11月23日(月・祝) 13:30~15:00


 【講演会】 「紫式部と女流歌人たち」開催。
 (講師:同志社女子大学教授 吉海直人<時雨殿館長>)
  12月 3日(木) 14:00~16:00

 
 【現地講習会】 「『源氏物語』の舞台と平安の魔界巡礼」開催。
 (講師:丘眞奈美<京都ジャーナリズム歴史文化研究所代表>)
  12月 6日(日) 11:00~15:00


いずれも事前申し込みが必要です。

私もすでに参加申し込みを済ませたものもあります。
お近くにお住まいの方もそうでない方もどうぞ。





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【京都】 宇治市源氏物語ミュージアムをたっぷり味わってきました♪

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 私のささやかな日常。

先週のこと。
京都府宇治市にある
宇治市源氏物語ミュージアムで
ほぼ一日を過ごしました。

 ※宇治市源氏物語ミュージアム
 ⇒ http://www.uji-genji.jp/


源氏物語ミュージアムの庭で
色づき始めていたムラサキシキブの実。


■常設展示

 平安の間


女房たちと公達


牛車


光源氏の邸宅「六條院」の模型


 宇治の間


宇治の八の宮邸。
大君と中の君を垣間見る薫。


浮舟と匂宮。




■映像展示

映画「橋姫~女人たちの心の丈~」と
映画「浮舟」の両方を観覧しました。

※それぞれの上映時間は20分です。
両方を見たい方は源氏物語ミュージアムで
たっぷり時間を取るようオススメします。




■企画展

「絵で見る平安時代ー王朝びとのくらしー」を鑑賞。
※この企画展は、9月27日(日)まで。

屏風絵をゆっくる見ることが出来てよかったです。



展示を鑑賞したあと、
冊子「宇治でつづる夢のつづき」(平成22年発行。DVD付き)を購入。
読み応え・見応えがある一冊でした。



お昼ごはんは、
ミュージアムの喫茶室「花散里」にて
「しっぽく茶そば」をいただきました。





また、同じく「花散里」にて
宇治市源氏物語ミュージアムのグッズ
「ベイクドクッキー」や「宇治抹茶飴」、
「ハンカチ」、来年の「カレンダー」などを購入。

たくさんの源氏物語グッズを取り扱っていらっしゃるので
目移りしてしまいます。嬉しい悩みですね。




午後からは、待ちに待った講座の受講です!!



 宇治市源氏物語ミュージアムで山本淳子先生による講座「紫式部と『源氏物語』」を拝聴しました♪ へ続きます。







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【本】 宇治市源氏物語ミュージアムで販売中。「宇治でつづる夢のつづき」(平成22年発行)

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 源氏物語に関する冊子のご紹介です。

宇治市源氏物語ミュージアムにて
冊子「宇治でつづる 夢のつづき」を購入しました。

平成22年10月に発行された冊子だそうですが
楽しく拝読しました。


A4・フルカラー・90ページ ※DVD付き
価格は、1,000円。


内容

 ◆ 巻頭特集 源氏物語は今に何を伝えているか

 ◆ 特集1 悠久の時を越えて、源氏の面影が今もここに

 ◆ 紫式部文学賞選考委員 随想  

 ◆ 特集2 紫式部文学賞20周年記念 瀬戸内寂聴と20人展

 ◆ 紫式部市民文化賞選考委員随想

 ◆ 歴代受賞作品と受賞者

 ◆ 宇治市長ごあいさつ


【DVD】

 ◆ フォーラム源氏物語は今に何を伝えているか~紫式部文学賞20周年より~

 ◆ 紫式部文学賞のあゆみ~贈呈式・記念イベント~




宇治の美しい写真が豊富に掲載されています。


特に、巻頭特集での瀬戸内寂聴さんのトーク、

伊藤比呂美(詩人・第18回紫式部文学賞受賞者)さん・大塚ひかり(エッセイスト)さん・
林真理子(作家)さん・山本淳子(京都学園大学教授)さんによるトークが

それぞれ楽しかったです。



このボリュームで1,000円とは、お得なのでは。
今までこの冊子の存在を知りませんでした。

それだけに今回購入できて嬉しかったのでした。







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