京都市下京区にある風俗博物館のこと。
追儺(ついな)~紫の君の雛(ひいな)あそび~ に引き続き、
2006年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
東の対では
『年中行事絵巻』より
「六月祓(みなづきのはらえ)~現代に引き継がれる平安時代の年中行事~」
が展示されていました。
<博物館レジュメより>
“祓(はらえ)とは罪穢れを除去することで、
無意識の間に犯した神への罪を祓うために、
毎年六月と十二月の晦日に行われていたもので、
特に六月の禊祓(みそぎはらえ)を「六月祓
(みなづきのはらえ)」もしくは「夏越祓
(なごしのはらえ)」といった。”
“この六月祓は、陰陽師により中臣祓詞
(なかとみのはらえことば)が読まれ、
罪穢れを祓うために「人形(ひとがた)」
「解縄(ときなわ)」「散米(うちまき)」
「菅貫(すがぬき)」などが行われた。”
人形(ひとがた)
罪や穢れを人形に移して、
使用後水に流し、穢れをはらうものです。
水に流されていく人形(ひとがた)
解縄(ときなわ)
人形(ひとがた)と同様の意味で
左右に縒られた木綿(ゆう=穀や楮の木の皮)を、
片手で捻りをもどして、罪穢れを解き、
人形(ひとがた)とともに川に流しました。
散米(うちまき)
邪気を祓うために、米を撒き散らすこと。
菅貫(すがぬき)の儀
菅貫(すがぬき)は茅輪(ちのわ)ともいい、
茅(ち)や菅麻(すがあさ)などを輪型にしたもの。
平安時代は願い主の頭上より身の下までくぐらして
後ろざまに抜き、祓い終わってから、刀で切断し、
人形(ひとがた)などと一緒に川に流して穢れを
祓い、災厄を除く儀式。
ここでは『年中行事絵巻』(12世紀後半)に描かれた
六月祓の様子を参考に展示。
茅輪(ちのわ)を切っている女房。
女房の日常 へ続きます。
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追儺(ついな)~紫の君の雛(ひいな)あそび~ に引き続き、
2006年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
東の対では
『年中行事絵巻』より
「六月祓(みなづきのはらえ)~現代に引き継がれる平安時代の年中行事~」
が展示されていました。
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“祓(はらえ)とは罪穢れを除去することで、
無意識の間に犯した神への罪を祓うために、
毎年六月と十二月の晦日に行われていたもので、
特に六月の禊祓(みそぎはらえ)を「六月祓
(みなづきのはらえ)」もしくは「夏越祓
(なごしのはらえ)」といった。”
“この六月祓は、陰陽師により中臣祓詞
(なかとみのはらえことば)が読まれ、
罪穢れを祓うために「人形(ひとがた)」
「解縄(ときなわ)」「散米(うちまき)」
「菅貫(すがぬき)」などが行われた。”
人形(ひとがた)
罪や穢れを人形に移して、
使用後水に流し、穢れをはらうものです。
水に流されていく人形(ひとがた)
解縄(ときなわ)
人形(ひとがた)と同様の意味で
左右に縒られた木綿(ゆう=穀や楮の木の皮)を、
片手で捻りをもどして、罪穢れを解き、
人形(ひとがた)とともに川に流しました。
散米(うちまき)
邪気を祓うために、米を撒き散らすこと。
菅貫(すがぬき)の儀
菅貫(すがぬき)は茅輪(ちのわ)ともいい、
茅(ち)や菅麻(すがあさ)などを輪型にしたもの。
平安時代は願い主の頭上より身の下までくぐらして
後ろざまに抜き、祓い終わってから、刀で切断し、
人形(ひとがた)などと一緒に川に流して穢れを
祓い、災厄を除く儀式。
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