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【京都・風俗博物館~源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 女三の宮六條院降嫁 4

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女三の宮六條院降嫁 その3 に引き続き、
2006年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対では
女三の宮の六條院降嫁にともない、
紫の上がこまごまとしたお世話の指示を
女房たちにしていました。





東の対 全体の様子。
女房たちによって、禄(ろく)の準備や御膳の準備などが行われていました。



紫の上(対の上)

博物館レジュメより
 “華やかで年若く、揺ぎ無い正妻の地位として、
 この上ない御威勢で降嫁してきた女三の宮の姿に、
 事の重大さを悟る紫の上(32歳)は心穏やかではないが、
 冷静に対処し、平静を装って輿入れのこまごまとしたことまで
 御世話申しあげた。”






禄の準備をする女房たち。



禄を被いた公卿。








御膳の準備をする女房たち。



以上、「女三の宮六條院降嫁」の展示の様子でした。





 女三の宮と紫の上の対面へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 女三の宮と紫の上の対面

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女三の宮六條院降嫁 その4 に引き続き、
2006年4月に風俗博物館で撮影した展示の様子です。

東の対 東廂では
『源氏物語』<若菜上>より
「女三の宮と紫の上の対面」が展示されていました。

舞台は、寝殿西面(にしおもて)南廂に見立てられています。



源氏40歳の夏、
六條院の円満な秩序を保つため、紫の上は
源氏の正妻である女三の宮と対面します。




女三の宮(14歳)
唐衣・裳姿。



紫の上(32歳)
唐衣・裳姿。


女三の宮の母・藤壺女御と
紫の上の父・式部卿宮は異母兄妹の関係にあたります。
よって、女三の宮と紫の上は従姉妹同士の関係でもあります。




貴族の遊びである「偏つぎ」を運ぶ女房。


貴族の遊びである「双六(すごろく)」を運ぶ女房。




 女房の日常~夏の装いと伏籠~ へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 女房の日常~夏の装いと伏籠~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女三の宮と紫の上の対面 に引き続き、
2006年4月に風俗博物館で撮影した展示の様子です。

女房の局(つぼね)では
「女房の日常~夏の装いと伏籠(ふせご)~」が展示されていました。






博物館レジュメより
 “夏の盛りの日にあまづらのシロップの中に
 貴重な氷室の氷をうかべて食する女房達。
 装束は夏の装いとして単かさねである。
 この氷は「あてなるもの」として枕草子に
 記されている。”


清少納言の『枕草子』 あてなるもの(=高貴なもの)に

 削り氷(けずりひ)に甘葛(あまづら)入れて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる。

とあります。

<「新編日本古典文学全集18 枕草子」/校注・訳:松尾聰 永井和子/小学館発行>より





この女房は文を書いているのでしょうか。
それとも物語を書き写しているのでしょうか。




伏籠(ふせご)を用意する女房。

 “伏籠とは、衣服に香りをうつすための器具である。
 竹または金属製でできた籠で火取り(火取香炉のことで
 薫物をくゆらすための道具)の上に籠を伏せ、その上に
 装束をかけた。”





 女楽 へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 女楽

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女房の日常~夏の装いと伏籠~ に引き続き、
2006年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿北廂では
『源氏物語』<若菜下>より
「女楽」の場面が展示されていました。

舞台は、春の御殿、寝殿西面(にしおもて)南廂・簀子に見立てられています。



全体の様子。

博物館レジュメより
 “源氏47歳の正月20日、六條院の女君たちによる女楽が催された。”



主催者である源氏(准太上天皇)
烏帽子直衣姿。


夕霧。
烏帽子直衣姿。
調絃には夕霧が召されました。



女三の宮。
琴(きん)を演奏。細長姿。
“青柳の少し枝垂れはじめた風情”



明石の女御。
筝(そう)を演奏。袿姿。
“夏に入っても十分に咲きこぼれた藤の花”のよう。



紫の上。
和琴(わごん)を演奏。細長姿。
“花に例えれば桜であるがこの桜以上の優れた風情”



明石の御方。
琵琶を演奏。細長に裳(も)をつけた姿。
“五月待つ花橘の、花も実も一緒に取った時のかぐわしさ”





写真右:紫の上付きの女童
写真左:明石の女御付きの女童

正装汗衫姿。



写真右:女三の宮付きの女童
写真左:明石の御方付きの女童

正装汗衫姿。




写真右:龍笛(りゅうてき)を吹く太郎(夕霧と雲居の雁との子・長男)
写真左:笙(しょう)を吹く三郎(鬚黒と玉鬘との子・三男)

直衣姿。






 入道の宮 へ続きます。




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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 入道の宮

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女楽 に引き続き、
2006年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿西廂では
『源氏物語』<幻>より
「入道の宮~出家した後の女三の宮のもとを訪ね亡くなった紫の上を偲ぶ源氏~」
の場面が展示されていました。

舞台は、春の御殿 寝殿西面(にしおもて)と見立てられています。


展示全体の様子。

博物館レジュメより
 “源氏51歳の夏、最愛の紫の上がこの世を去る
 (享年43歳)。
 年が改まり、六條院に再び春がおとずれ、春を愛でた
 紫の上の庭に花々が咲き乱れている。”


源氏はなんとも所在ないので
入道の宮(女三の宮)のもとを訪ねました。


源氏。
白無紋直衣姿
(服喪の期間を過ぎ、平常服であるが、故人への
 心の喪の表れとして、地味に装っている。)


入道の宮(女三の宮)。
五條袈裟姿。



匂宮(6歳)も紫の上ゆかりの女房に抱かれて
一緒にいらっしゃっいました。

女房:鈍色服喪唐衣裳姿。
(紫の上を偲んで喪が明けても鈍色の服を
 そのまま着ている。)



薫(5歳)
匂宮と薫は無邪気に走り回って遊びます。



入道の宮(女三の宮)は仏の御前で読経しています。

 “柏木との不義の子である薫をもうけた女三の宮は、
 その罪の重さに耐えかね、出家し、今は勤行の日々を
 おくっていた。”



閼伽(あか)棚に向かう女房。





 実物大展示室へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 実物大展示室

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

入道の宮 に引き続き、
2006年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

実物大展示室では
直衣姿の男君と唐衣・裳姿<十二単姿>の女君が
展示されていました。



直衣姿の男君


唐衣・裳姿
・・・いわゆる十二単姿の女君。


角度を変えて。




 着装体験。

風俗博物館、実物大展示室には
洋服の上から自由に羽織ることができる
装束があります。

 ・男性用・・・狩衣姿(狩衣と指貫)
 ・女性用・・・袿姿(単と袿)



今回は着装していません。




以上、2006年4月における風俗博物館の展示の様子でした。





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【本】 学研まんが NEW日本の伝記 5巻 「紫式部」

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 紫式部に関する漫画のご紹介です。

2015年6月、学研教育出版から発売された
学研まんが NEW日本の伝記5巻
「紫式部」を読みました。



 ※紫式部 はなやかな王朝絵巻『源氏物語』の作者
 ⇒ http://hon.gakken.jp/book/1020418300

“内容
 古典の名作『源氏物語』の作者・紫式部の生涯を通して、
 貴族文化が花開いた平安時代を知ることができるまんが。
 才能豊かな1人の女性が、宮廷社会をしなやかに生き抜く姿を描く。
 巻末には、紫式部の生きた平安時代のくわしい解説つき。”


 
 紫式部: はなやかな王朝絵巻『源氏物語』の作者 (学研まんがNEW日本の伝記)


小学校高学年を対象にされた漫画ではありますが
オトナでも充分楽しめます。

『紫式部日記』のエピソードや
『紫式部集』の和歌でのエピソードが
盛り込まれていて、既存の伝記まんがよりも
内容が濃く感じられました。

既存の伝記漫画では
あまり登場することがなかった(気がする)
紫式部の姉や紫式部の幼なじみの女性、
伊勢大輔や藤原実資も登場!

オールカラーで見て読んで楽しい一冊です。




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【DVD】 「瀬戸内寂聴 源氏物語の男君たち」<全2巻セット>

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 源氏物語に関するDVDの情報です。

Twitterのフォロワー様から教えていただきました。
ありがとうございます。

2008年4月~5月にNHKEテレで放送された
「知るを楽しむ この人この世界」(源氏物語の男君たち)が
2012年にDVD化されていたのだとか。

放送当時、毎回楽しみに番組を見ていたので懐かしく思い
先日、DVDを購入しました。




瀬戸内寂聴さんによる解説と
ホリ・ヒロシさん作の人形での演出が素敵でした。

DVDは上巻と下巻の2枚セットです。


 “内容
 源氏ブームを巻き起こした第一人者・瀬戸内寂聴が、
 日本人の心を描いた古典文学「源氏物語」を解説。
 「源氏物語」から約1,000年、時代は変わっても
 男たちの欲望は変わらない。
 権力と色情に生きる男君たちの性格や心理を読み解く。
 全8回を収録。2枚組。”


 “収録内容
 
【上巻】
 第1回 光の君の誕生 桐壺帝の偏愛
 第2回 藤壺との禁断の恋 恋の醍醐味は秘めごとに
 第3回 無二の従者惟光 その忠誠と危険
 第4回 朱雀帝の悲劇 「負け犬」の苦悩

【下巻】
 第5回 源氏と藤壺の陰謀 人間は変わる
 第6回 裏切られた頭の中将 六条院の光と影
 第7回 柏木の悲恋 寝とられた夫源氏
 第8回 薫と匂宮の恋の争い 浮舟出家”



 
 瀬戸内寂聴 源氏物語の男君たち [2巻セットDVD]




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【情報】 福井県越前市 紫式部公園の紫式部像、パンフレットと実物では大違い!?

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 紫式部に関する情報です。

福井県越前市にある紫式部公園には
高さ約3メートルの紫式部像があります。


※この写真は2008年秋に撮影しました。


現在、この紫式部像は
長年の風雨で金箔が剥がれ
輝きが失われているのだとか。

 ※福井新聞 2015年6月27日
 観光名所、パンフと実物が大違い 紫式部像が「がっかり名所」の恐れ
 ⇒ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/74167.html



越前市の観光パンフレットなどでは
制作当時の金色に輝く像の姿で掲載されているので
現在の姿とのギャップが大きいようです。

地元を中心に修復を求める声が高まっているのだとか。

この記事はYahoo!ニュースでも取り上げられ
SNSで話題になっていました。



今後の動向が気になるところです。




 当方のwebサイト内のこちらのコンテンツもご覧くださいませ。

 ・webサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「紫式部と越前たけふ」

  





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【京都・風俗博物館 出張展示】 2006年4月撮影 柏木の垣間見

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 下鴨神社研修道場で行われた風俗博物館出張展示のこと。

2006年3月18日~4月27日まで
下鴨神社研修道場にて風俗博物館の
出張展示が行われました。

タイトルは
“源氏物語と京都「六條院へ出かけよう」”。

展示テーマは、同時期に風俗博物館で展示されていた内容と
ひとつづきになっていて「女三の宮の一生」でした。


寝殿では
『源氏物語』<若菜上>より
「柏木の垣間見」が展示されていました。




源氏41歳の晩春の夕暮れ、
源氏のお召しにより若者達が蹴鞠に興じていました。




左:源氏
右:蛍兵部卿宮(源氏の異母弟)

六條院に訪問していた蛍兵部卿宮と源氏は
高欄に出て貴公子たちの蹴鞠を眺めています。



蹴鞠ののち、階(きざはし)で休んでいた夕霧と柏木。

左:夕霧
右:柏木




すると、少し大きな唐猫に追いかけられた
子猫の唐猫が御簾をめくりあげました。

はからずも、柏木は御簾奥にたたずむ
女三の宮の姿を垣間見てしまうのでした。
柏木は女三の宮の美しさに心を奪われます。



垣間見の瞬間を上から見たところ。

女三の宮は、桜かさねの細長姿です。
五衣は紅梅かさね。



柏木の垣間見は、
源氏が近くに居たにも関わらず起こった
偶然の出来事でした。



 女三の宮の出産 へ続きます。




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【京都・風俗博物館 出張展示】 2006年4月撮影 女三の宮の出産

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 下鴨神社研修道場で行われた風俗博物館出張展示のこと。

柏木の垣間見 に引き続き、
2006年4月に下鴨神社研修道場で撮影した
風俗博物館の出張展示での様子です。


寝殿 西廂では
『源氏物語』<柏木>より
「女三の宮の出産」が展示されていました。

<解説より>
 “源氏48歳(准太上天皇)の年明けに、
 正妻である女三の宮(22歳)は
 柏木との間にできた不義の子・薫を出産する。”



出産の際、日常の室礼(しつらい)とは別に、
白一色の調度が置かれた産室が作られました。



高僧が集められ悪鬼退散と安産祈願の
御修法(みずほう)が行われます。



憑坐(よりまし)の女童に悪霊が乗り移り、
もがき苦しんでいます。



供の僧たちは、物の怪を追い払うために、
撒米(うちまき=米を撒き散らすこと)をしています。



御帳台(みちょうだい)の中にいる女三の宮。

 “女三の宮は、夜一晩苦しみ明かし、
 陽のさしかかる頃に、運命の子である薫が
 誕生するのである。”



誕生したばかりの薫を抱く源氏。

写真右側:「犀角(さいかく)」を捧げる女房。
写真左側:「御剣(みはかし)」を捧げる女房。


写真右側:「虎(とら)の頭(かしら)」を捧げる女房。
写真左側:吉方にある川や井戸の水を用いた湯を用意した女房。


 “御湯殿(おゆどの)の儀

 誕生して七日間、朝夕二回、吉方にある川や井戸の水を使って
 湯がつかわされた儀式があり、このお湯には魔除けの犀角・
 虎の頭・御剣などの力を宿して、子どもの無事成長を祈って
 湯がつかさわれ、実際の産湯とは異なる儀式的なものが行われた。
 儀式の進行は日時や時刻の吉凶を占った後に文読博士によって
 行われた。”

 

庭上では、鳴弦(魔除けのために弓の弦を弾き鳴らす作法)を行っています。



文読博士(ふみよむはかせ)が漢籍に書かれた
おめでたい一節を読み上げています。




女房の局 へ続きます。





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【京都・風俗博物館 出張展示】 2006年4月撮影 女房の日常

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 下鴨神社研修道場で行われた風俗博物館出張展示のこと。

女三の宮の出産 に引き続き、
2006年4月に下鴨神社研修道場で撮影した
風俗博物館の出張展示での様子です。


局(つぼね)では
女房の日常が展示されていました。



碁に興じる女房たち。



偏つぎに興じる女童たち。





京の家づと 平安時代の実物大のしつらえ へ続きます。




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【京都・風俗博物館 出張展示】 「京の家づと」 実物大のしつらえ

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 下鴨神社研修道場で行われた風俗博物館(井筒企画)出張展示のこと。

女房の局 に引き続き、
2006年4月に下鴨神社研修道場で撮影した
風俗博物館(井筒企画)の出張展示での様子です。


4分の1サイズの寝殿造の模型があった部屋の隣りでは
時代衣裳体験「京の家づと(みやこのいえづと)」が
下鴨神社研修道場にて期間限定で行われました。

平安時代のしつらえや展示も素晴らしく、
素敵な空間となっていました♪



直衣姿の男君(人形)がお出迎え。


御簾の下から、十二単の袖口の重ね色目が見えていますが
これを打出(うちいで)といいます。
華やかさを演出する装飾です。



裏から見るとこのように
几帳(きちょう)を抱え込むようにして
裳(も)の小腰(こごし)で結んであるのでした。




御帳台(みちょうだい)
後ろから見た様子です。






調度品に囲まれたゾーン。



台盤所。



葱華輦(そうかれん)。




ミニ牛車の展示。



細長、袿、裳、直衣、狩衣の展示もありました。



饗宴の食事(模型)が展示されていました。







装束体験 へ続きます。




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【京都・風俗博物館 出張展示】 「京の家づと」 十二単体験・壺装束体験

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 下鴨神社研修道場で行われた風俗博物館(井筒企画)出張展示のこと。

実物大のしつらえ に引き続き、
2006年4月に下鴨神社研修道場で撮影したor撮影していただいた
風俗博物館(井筒企画)の出張展示での様子です。

期間中、お得なお値段での装束体験が可能だったので
私と友人たちは十二単と壺装束を体験しました。

撮影は同行してくださった友人たちによるものです。
(ありがとうございました!!)



 十二単体験。


御帳台の前にて。



後ろ姿。



御帳台の中にて。



葱花輦(そうかれん)に乗って。



調度品に囲まれて。





 壺装束姿で下鴨神社を参拝。






 実物大の牛車。




乗車して記念撮影も可能でした。






以上、2006年に下鴨神社研修道場で行われた出張展示と装束体験の様子でした。







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【情報】  風俗博物館 新展示スタート!(女三の宮の持仏開眼供養、筒井筒、女三の宮の裳着ほか)

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 京都市下京区にある風俗博物館の情報です。

2015年7月1日(水)から
新しい展示内容で開館されています。

 ※風俗博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.iz2.or.jp


 <展示内容>

1 女三宮(おんなさんのみや)の持仏開眼供養(じぶつかいげんくよう)
  ~出家(しゅっけ)・在俗(ざいぞく)で仏に仕える女君(おんなぎみ)の尼削ぎ(あまそぎ)~「鈴虫(すずむし)」
2 筒井筒(つついづつ)
  ~振分髪(ふりわけがみ)の幼児(おさなご)の恋・和歌に見る婚礼の髪上げ~『伊勢物語(いせものがたり)』
3 女三宮(おんなさんのみや)の裳着(もぎ)
  ~姫君の成人式・髪上げ~ 「若菜(わかな)上」
4 婚礼(こんれい)
  ~裳着(もぎ)の後の婚礼(こんれい)~
5 妻がつかさどるもの・更衣(こうい)
  ~妻の髪型(かみがた)・鬢枇(びんそぎ)~ 
6 女三宮(おんなさんのみや)の出家(しゅっけ)生活「鈴虫(すずむし)」
7 局(つぼね)
  ~『男衾三郎絵詞(おぶすまさぶろうえことば)』にみる縮(ちぢ)れ毛~



展示期間は、11月30日(月)まで。
日曜・祝日は休館されますのでご注意くださいね。


私も期間中に見に行きたいと思います。



 当方のwebサイト内でも風俗博物館についてご紹介しています。

 ・『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~」展示一覧




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【情報】 まいまい京都で「源氏物語」ツアー 8月19日(水)開催。

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 源氏物語に関するツアーの情報です。

住民がガイドする京都のミニツアー
「まいまい京都」の8月開催分のコースが明らかになりました。

中でも目を引くのは
私が4月に参加したコースと同じタイトルの
こちらのコース!!

 【源氏物語】光源氏の世界!四季を詰め込んだ“六条院”をめぐる
 ~紫の上、明石の君、末摘花、女三宮…源氏愛を語らいながら~

 8月19日(水) 9:30~12:00 開催予定だそうです。


 ※まいまい京都
 ⇒ http://www.maimai-kyoto.jp/
 ⇒ http://www.maimai-kyoto.jp/program/machiaruki/15su022/


8月開催分のコースの受付は、7月6日(月)20時よりスタート!




お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。



 4月に同タイトルのコースに参加した時の私の簡単レポはこちらです。

 ・【京都】 まいまい京都 「源氏物語 光源氏の世界!」に参加しました♪






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【情報】 東京 新宿区民ギャラリーにて第46回 紫星美術展 開催。7月7日(火)~12日(日)まで。

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 源氏物語に関する絵画の展示情報です。

東京都新宿区西新宿にある
新宿区立区民ギャラリーにて
源氏物語画家 山口クスエさんが主宰するグループ展
紫星美術会の展覧会が開催されます。


 第46回 紫星美術展

 【日時】 7月 7日(火)~12日(日) 11:00~18:00(最終日17:00まで)

 【場所】 新宿区立区民ギャラリーB(東京都新宿区西新宿2-11-4)

 【内容】 様々なテーマの絵画や陶器、書など約100点

山口クスエさんによる源氏物語を題材とした絵画3点も展示されるのだとか。
入場無料。


<関連記事>
 ※読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2015年7月4日
 91歳画家、教え子と展示会
 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20150704-OYTNT50021.html



お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。




私設ファンサイトのご案内。

 ※源氏物語画家 山口クスエ 公認私設ファンサイト
 ⇒ http://ygenji.web.fc2.com/




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【三重県明和町】 CD「ユーめい姫ドリーム!」「斎宮物語ー斎王の舞ー」発売中!!

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 三重県明和町 観光大使のひとり なぎ です。

明和町マスコットキャラクターめい姫のテーマソング『ユーめい姫ドリーム!』と
『斎宮物語(いつきのみやものがたり)-斎王の舞ー』のCDが発売中です。


『ユーめい姫ドリーム!』は
気づけば口ずさんでしまう楽しい歌です♪



『斎宮物語』は三部構成になっています。

 第一楽章「御杖代(みつえしろ)」
 第二楽章「竹の都へ・・・」
 第三楽章「斎王の舞~慶び~」

現代と古代の楽器が融合した幻想的な曲です。



CDはそれぞれ、1枚 1,000円。
明和町観光協会、斎宮跡休憩所、あざふるさと で
販売中だそうです。


<関連リンク>

 ※明和町観光協会
 ⇒ http://meiwa.sub.jp/







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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年10月撮影 桐壺帝の朱雀院行幸

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2006年10月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『源氏物語』<紅葉賀>より
「桐壺帝の朱雀院行幸~源氏の君と頭中将による青海波~」
の場面が展示されていました。



六條院春の御殿の寝殿を
朱雀院邸と見立てられています。

<博物館レジュメより>
 “源氏18歳の10月10日過ぎ、桐壺帝(源氏の父)による
 朱雀院40歳の賀宴(がえん)のための行幸が執り行われた。”



龍頭(りゅうとう)の双胴船(そうどうせん)


鷁首(げきす)の双胴船(そうどうせん)



源氏と頭中将による舞楽「青海波(せいがいは)」。
(寝殿の御簾奥には、先帝・桐壺帝・東宮がいらっしゃいます。)



源氏。
菊の花を挿頭(かざし)にしています。


頭中将。
紅葉を挿頭(かざし)にしています。




先帝(朱雀院)
※のちの朱雀帝とは別人。


桐壺帝。
源氏や東宮の父。


東宮。
源氏の異母兄。のちの朱雀帝。




桐壺帝の承香殿女御が産んだ第四皇子。
元服前の童姿で「秋風楽」を舞います。




 追儺~紫の君の雛あそび~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年10月撮影 追儺~紫の君の雛あそび~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

桐壺帝の朱雀院行幸~源氏の君と頭中将による青海波~ に引き続き、
2006年10月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対では
『源氏物語』<紅葉賀>より
「追儺(ついな)~紫の君の雛(ひいな)あそび~」の
場面が展示されていました。


舞台は、六條院春の御殿東の対を
二條院西の対と見立てられています。




<博物館レジュメより>
 “源氏18歳の12月の晦日、源氏の住まう二條院の
 西の対に迎えられていた紫の君(10歳)は無邪気に
 雛あそびに興じていた。”

紫の君は小袿姿です。




 “紫の君は、高さ三尺(約90㎝)の一対の御厨子の上に
 色々な道具を並び立て、源氏にいくつも作ってもらった
 小さな雛遊びの御殿を辺りいっぱいに広げて、回りに仕える
 女童たちと無邪気に雛あそびに興じている。”



雛道具。



犬君(いぬき)=紫の君に仕える女童。
追儺(ついな)の方相氏(ほうそうし)を真似て
紫の君を驚かせようと様子をうかがっています。





 六月祓~現代に引き継がれる平安時代の年中行事~「年中行事絵巻」より へ続きます。




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