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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 平安四季絵巻 文月・七夕 1

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

法華八講~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~『枕草子』「小白河といふ所は」よりに引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 南廂・東廂において
『源氏物語』<幻>より
「平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ 」
の場面が展示されていました。

ふたつの記事に分けてご紹介します。






<博物館レジュメより>
“『源氏物語』の中では「幻」の巻で亡くなった紫の上を偲び、七夕の夜に源氏が和歌を読む場面がある。この場面では、紫の上亡き後に迎えた7月7日が、例年と変わったことが多く、管絃の遊びなどもなく、七夕の二星(にせい)の逢瀬(おうせ)をながめることもしないと記されている。この一節をもとに、二星会合と乞巧奠(きっこうてん)を主とした七夕の夜を紫の上生前の姿として具現化した。”



在りし日の紫の上、明石の姫君、源氏



紫の上


明石の姫君


源氏


梶の葉に和歌を書いて織女星を祭ります。



角盥・・・星を映して眺めます。



 牽牛星と織女星への供え物












芒に糸をかけて裁縫の上達を祈る女童



索餅(さくべい)を運ぶ女房


左:索餅(さくべい)=七夕に食べる厄除けの食べ物
右:氷室に所蔵していた削氷(けずりひ)に甘葛(あまずら)をかけています。







 平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その2 へ続きます。




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