【京都・風俗博物館～よみがえる源氏物語の世界～】　２００９年８月撮影　紫のゆかり

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四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識　に引き続き、
２００９年８月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対では
『源氏物語』＜若紫＞より
「紫のゆかり～藤壺の宮の面影を求めて・紫の君の養育とひいなあそび～」
の場面が展示されていました。

舞台は二條院西の対に見立てられています。

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＜博物館レジュメ＞より
“源氏１８歳（近衛中将）の秋の末、身寄りを亡くした１０歳の紫の君を、源氏の自邸である二條院西の対に引き取った。
この二條院は、源氏が母　桐壺の更衣から伝領した邸であり、源氏が臣籍降下してから後、３５歳で六條院が完成するまでの間、源氏の本邸になっていた邸宅であった。
この二條院の「東の対」に源氏は住まいしており、普段は接客場所として使われていた「西の対」へ紫の君を招き入れたのである。”

“紫の君を引き取った源氏は２・３日宮中へ参内もせず、お手本になるような手習（てならい）や絵などを書いて見せ、特別にたくさんの雛（ひいな）あそびの道具などを作り並べ、紫の君がなつくように一緒にすごした。”

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写真左から
源氏、紫の君、少納言（紫の君の乳母）


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源氏＝直衣姿。
紫の君＝服喪（ふくも）袿姿。

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紫の君の乳母である少納言。



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雛（ひいな）あそびの調度品も精巧にできています。
紫の君に仕える女童たちの姿もありました。


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御膳。


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手習（てならい）。
奥には和琴（わごん）が置いてありました。


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「偏つぎ」と「双六」


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光源氏の乳兄弟・惟光。





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