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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年4月撮影 男踏歌(おとことうか) その2

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

男踏歌 その1 に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。



<博物館レジュメより>
“今年の男踏歌は六條院が水駅(みずうまや)となり、一行をもてなす華やかな機会であるので、源氏は六條院に住んでいても簡単に対面などできない女君達の為に春の御殿(おとど)の左右の対屋(たいのや)や渡殿(わたどの)などに多くの部屋を設けて女君を集め、男踏歌を見物する場を作った。
この見物をきっかけに、昨年10月に夏の御殿の西の対に源氏の養女として引き取られていた玉鬘(22歳)は、春の御殿の寝殿の南の部屋を訪れ、初めてめて源氏の実の娘である明石の姫君(8歳)に対面した。
明石の姫君は将来東宮妃にと望まれ、春の御殿の源氏と紫の上(28歳)のもとで大切に養育されていた為、対面では紫の上も几帳越しに玉鬘と挨拶をかわした。”



源氏(太政大臣)
直衣出衣(のうしいだしぎぬ)姿。



玉鬘
細長姿。



明石の姫君
袿姿。



紫の上
袿姿。



控えている女房たち。
簀子には男踏歌の禄(ろく)である綿(わた)が用意されています。




 檜扇にも注目!!

この期間に展示されていた紫の上と玉鬘が手にしている檜扇は、
それぞれ平安時代に作られた檜扇を参考に製作されたものでした。


紫の上が手にしていた檜扇。
広島県廿日市市にある厳島神社所蔵の小形檜扇を参考に製作されたものだそうです。



玉鬘が手にしていた檜扇。
島根県松江市にある佐太神社所蔵の彩絵檜扇を参考に製作されたものだそうです。





 産養~明石女御若宮誕生の寿ぎ~ へ続きます。





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