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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2008年10月撮影 平安朝の年中行事~仏名会~

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

六條院移徙 その2 に引き続き、
2008年10月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対では
『源氏物語』<幻>より
「平安朝の年中行事 ~師走(しわす) 仏名会(ぶつみょうえ)~」の
場面が展示されていました。




<博物館レジュメより>

“源氏52歳の12月(旧暦)、六條院で仏名会(ぶつみょうえ)が
執り行われた。
昨年8月14日には紫の上が43歳で亡くなっており、一周忌を終えた
年の暮れ、この年最後の六條院の参会行事に親王や上達部の多くが訪れた。
この仏名会は12月の末、初夜・中夜・後夜の3夜にわたって行われた
仏事で、一年間の終わりにその年の六根(ろっこん)の罪障(ざいしょう)
を懺悔し、過去(法蔵比丘/ほうぞうびく)・現在(阿弥陀如来)・
未来(弥勒菩薩)の三世の諸仏の三千仏名(さんぜんぶつみょう)を
唱えることで、滅罪(めつざい)されると信じられ、心身ともに清らかに
なって新しい年を迎えることを願う仏事で、神道の「大祓(おおはらえ)」
の行事に相当した。”



女房たち。


散華をする僧たち。


僧侶たちの奥にいる直衣出衣(のうしいだしぎぬ)姿の男君が源氏です。

源氏は准太上天皇。



角度を変えて撮影。

写真左側:源氏
写真右側:僧(導師/どうし)

御帳台(みちょうだい)の中には
三世の三千仏(さんぜんぶつ)が掲げられています。



母屋や廂には、親王たちや上達部が座しています。






廂には地獄絵の屏風がたてられていました。






 源氏物語千年紀 「紫式部日記」より 御冊子つくり へ続きます。




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