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【京都・風俗博物館 出張展示】 2005年9月撮影 六條院行幸 船楽 龍頭と鷁首

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 京都文化博物館別館で行われた風俗博物館出張展示のこと。

童舞「賀皇恩」 に引き続き、
2005年9月に京都文化博物館別館で撮影した
風俗博物館の出張展示での様子です。

寝殿の東南に広がる庭の池では
『源氏物語』<藤裏葉>より
船楽の様子が展示されていました。




(模型の池には実際に水が張ってありました。)

六條院春の町、庭の池には
龍頭(りゅうとう)と鷁首(げきす)の船が浮かべられています。


 龍頭に乗船している童たち。




唐楽(左舞)である「迦陵頻(かりょうびん)」を舞うために控えています。

4人で舞い、彩色された鳥の羽を背負い、
童髪で天冠(てんかん)を頭に付けます。
天冠には菊の花が挿してあります。

両手に持っているのは、銅拍子。
天竺の祇園精舎の供養の日に飛来した
迦陵頻迦(かりょうびんが)の鳴き声を表現しているといいます。



 鷁首に乗船している童たち。




高麗楽(右舞)である「胡蝶」を舞うために控えています。

4人で舞い、童髪に天冠を着け
山吹の挿頭花(かざし)を付け、
右手にも山吹を持っています。

背中には蝶の羽を背負っています。




以上、六條院行幸の展示の様子でした。

会場内では服飾の変遷がわかる実物大人形による展示も行われていました。
次回以降、その展示の様子をupしていきたいと思います。



 実物大人形の展示へ続きます。








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