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【京都・風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界〜】 2001年12月撮影 六條院行幸

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2002年(平成14年)1月2日〜14日まで、
東京の松屋銀座において
「宮廷装束に見る『源氏物語』の世界展」
という展覧会が行われました。

その折に風俗博物館所蔵の模型や調度品・人形たちが
出張展示されたのだそうです。


2001年12月、
京都の風俗博物館において
松屋銀座での展示用にセッティングされた様子を
見られると聞いて見学へ行ってきました。



以下は、2001年12月に
風俗博物館で撮影した写真です。




『源氏物語』<紅葉賀>での「六條院行幸」の場面です。
冷泉帝と朱雀院が光源氏の邸宅・六條院に行幸(朱雀院は御幸)されました。

本文では秋の設定ですが、
この展示では新春の展示期間にあわせて
春の設定にされたのだとか。

重要文化財「駒競行幸絵巻」(和泉市久保惣記念美術館 所蔵)を参考にされたそうです。




母屋には、
御引直衣をお召しになられた冷泉帝を中心にして、
直衣姿の朱雀院と光源氏がいます。
(冷泉帝と朱雀院は繧繝縁の畳に座っています。)







簀子には、
束帯姿の上達部・殿上人たちが
一日晴(いちにちばれ)の据(きょ)を
高欄にかけて並んで座っています。

庭には、楽人たちが並び、
池には龍島鷁首の舟が浮かびます。





龍島鷁首の舟のうち、
鷁(げき=空想上の水鳥)の頭の造りものが付けられた舟には
「胡蝶(こちょう)」を舞う童たちが乗っていました。




寝殿と東の対のあいだにある坪庭では・・・



蹴鞠をする若者たちの姿がありました。




 「女楽」へ続きます。



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