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2016年11月7日(月)に九博へ行ってきました。
福岡県太宰府市、
九州国立博物館で開催中の
特別展「京都 高山寺と明恵上人 鳥獣戯画」の感想です。
10月9日(日)に九博で行われた関連イベント
特別講演会「鳥獣人物戯画の謎」を拝聴した私。
この日は、体力がなかったため講演会だけ拝聴して特別展は見ていなかったのでした。
今日は朝早くに家を出発して午前8時30分頃には西鉄太宰府駅に到着。
九州国立博物館に着いた頃には開館前であるにもかかわらず
たくさんの方が並ばれていました。
(早くに着いたのでベンチに座って待つことができたのはラッキーでした)
※当ブログは、九州国立博物館の
第40回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
以下の展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。
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会場では前期に展示されていた「鳥獣人物戯画」甲巻の水遊びをする場面がお出迎え。
後ろ向きに川に飛び込むウサギが可愛くて好きです。
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今回の展覧会、「鳥獣人物戯画」がメインとあって
長い絵巻を広いスペースで楽しめるのがよいですね。
ただ、多くの方が見に来ているため立ち止まってじっくり見られなかったのが残念。
実物の絵巻の墨の濃さや筆のタッチにうっとりでした。
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擬人化された動物たちや想像上の動物、人間がそれぞれ
活き活きと描かれていて楽しい気持ちになりますね。
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ウサギとサルの追いかけっこ
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ささらを手に舞い踊るカエルが可愛いです。
市女笠をかぶったキツネは身分が高いのでしょうか。
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ウサギとカエルの相撲ではカエルが反則勝ち。
まわりのカエルたちが喜んでいるのがコミカルです。
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カエルのご本尊を前にお経を唱えるサルの僧正。
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貴族男性たち
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牛車から下りる貴族男性
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麒麟
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象たち
見に来ることができて本当によかったです!!
多くの方が「鳥獣人物戯画」のうち甲巻を熱心に見ていらっしゃったようですが
乙巻・丙巻・丁巻も興味深い絵なのでこの機会にじっくり見たいものです。
欲を言えば
「鳥獣人物戯画」のうち前期展示でしか見られなかった部分も
写真パネルでいいので後期展示において同時に見られたらもっと嬉しかったかも。
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特別公開の「鳥獣人物戯画」のコーナーを見てから
第一章 青年期の明恵
第二章 高山寺の歩み
第三章 明恵追慕
といったコーナーが始まるのでした。
「鳥獣人物戯画」のコーナーに比べるとゆったり見ることが出来ました。
京都の高山寺は昔、一度だけ訪ねたきりなので懐かしく思います~。
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小さいながらも素敵なたたずまいの釈迦如来坐像。
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左:神鹿/右:馬
神鹿と馬も可愛かったです。
馬はずんぐりむっくり。日本古来の馬ならではですね。
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子犬!!
今回、「鳥獣人物戯画」の次に楽しみだったのがこの「子犬」に会うことでした。
思わず撫でたくなる愛らしさ。
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高山寺の風景写真。
一枚の板のオモテとウラにそれぞれ印刷されていてびっくり。
遊び心があって素敵です。
特別展の会場をあとにして、4階の文化交流展示室へ行きました。
土器にドキドキ。仏像にうっとり。遣唐使船に憧れを覚えます。
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九州国立博物館内では、こんなパネルも!!可愛い!
九州国立博物館をあとにして
昼食後、太宰府天満宮を参拝しました。
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太宰府天満宮の境内には「麒麟像」があります。
現在、「鳥獣人物戯画」の後期展示で見られる麒麟と見比べてみてはいかがでしょう。
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太宰府天満宮では「菊花展」も開催中。綺麗でした。
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「鳥獣人物戯画」の予習・復習にオススメの本。
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鳥獣戯画の謎 (別冊宝島 2302)
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