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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2004年2月撮影 源氏四十の賀、玉鬘の若菜進上

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「端午の節句」 に引き続き、2004年2月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対母屋と南廂では、『源氏物語』<若菜上>より
「源氏四十の賀、玉鬘の若菜進上」が展示されていました。

六條院春の御殿寝殿・西の放出(はなちいで)と見立てられています。

源氏40才の正月二十三日、
左大将(=髭黒)の北の方となった玉鬘が
若菜を献上しました。


対面する玉鬘と源氏。

玉鬘は唐衣裳姿。
源氏は直衣姿。






玉鬘は左大将とのあいだに生まれた息子ふたりを連れています。
子どもたちは無邪気な直衣姿。









玉鬘がととのえた調度品は風雅で才気に満ちており、
実に美しいものばかりでした。




放出(はなちいで)には
太政大臣(=もと頭中将。玉鬘の実父。)をはじめ
左大将(=髭黒)、蛍兵部卿宮、式部卿宮、衛門督(=柏木)など
多くの参賀の人々が集まっています。



賀宴に興を添える為に楽器が揃えられています。


衛門督(柏木)と式部卿宮。


太政大臣(もと頭中将)。


蛍兵部卿宮。


左大将(髭黒)。



宴の準備をする女房たち。





 ウインドウでの展示へ続きます。






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【情報】 11月1日は「古典の日」=『紫式部日記』・・・『源氏物語』関係資料で最も日付の古い資料

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 古典の日にまつわるお話。

『源氏物語』は日本の古典であり、
世界中で翻訳され愛されている古典です。

『紫式部日記』寛弘5年(1008年)11月1日に
このような文章があります。

 左衛門の督、
 「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」
 とうかがひ給ふ。源氏にかかるべき人も見え給はぬに、
 かの上はまいていかでものし給はむと、聞き居たり。


 <現代語訳>
 左衛門の督 藤原公任様は、
 「失礼。この辺りに若紫さんはお控えかな?」
 と中を覗かれる。光源氏に似たような方もここにはお見えでないのに、
 まして私が紫の上だなんてとんでもない!
 そんな方はいらっしゃいませんことよ、と聞くだけは聞いたが応えないでおく。



この文章からわかることは以下の2点。

・寛弘5年(1008年)11月1日には
 少なくとも『源氏物語』<若紫>が書かれていること。
 =現在伝わる『源氏物語』関係資料で最も日付の古い資料です。

・女性読者だけでなく、藤原公任のような多才な公卿までが
 『源氏物語』を読んでいること。
 =『源氏物語』の読者層の広がりがわかります。


紫式部にとっても
当時の文化人であった藤原公任の口から
“若紫やさぶらふ”と問われたことは
名誉なことであり、嬉しく思ったでしょうね。



これらのことより、
『紫式部日記』寛弘5年(1008年)11月1日から
千年経った2008年は「源氏物語千年紀」として
各地で様々なイベントが行われました。

また、11月1日を「古典の日」と呼ぶことが提案されたのでした。



そして、2012年に
「古典の日に関する法律」が公布・施行されたのだそうです。



 ※古典の日 古典の日推進委員会のサイト
 ⇒ http://www.kotennohi.jp/





『古典の日』である今日、どんなふうに過ごしましょうか。
ただいま、久しぶりに『紫式部日記』を手に取って読んでいるところです。




 参考にさせていただいた本。

 
 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典)


 
 紫式部日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)






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【日常】 特殊切手「古典の日制定」を買ってきました♪

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 私のささやかな日常。

10月31日(金)のこと。
夕方、郵便局へ行って特殊切手「古典の日制定」を
購入しました。

 ※特殊切手「古典の日制定」の発行
 ⇒ http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2014/h261031_t.html


82円切手×10枚=1シート 820円です。



シート構成・意匠は以下のとおり。

 (1)紫式部日記絵巻と書籍
 (2)華道と囲碁
 (3)能楽と文楽
 (4)琵琶と演芸
 (5)源氏物語絵巻と巻物


素敵な図案の切手なので使うのも
楽しくなりそうです。

もちろん、使用するための切手シートのほか
保存用の切手シートも購入しました。



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【三重県明和町】 史跡斎宮跡に2015年、平安時代の斎宮を復元する歴史公園がオープン!

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 三重県明和町 観光大使のひとり なぎ です。

三重県多気郡明和町にある
「斎宮」跡では、平安時代の
寮庁正殿・東脇殿・西脇殿の3棟を
復元し建設されているそうです。

 ※トラベルニュース (14/10/30)
 伝説の斎宮が蘇る 15年に歴史公園誕生/明和
 ⇒ http://www.travelnews.co.jp/special/west/14/iseshima/15.html


2015年に歴史公園がオープンされるのだそうで楽しみです。




 斎宮歴史博物館の特別展

明和町にある斎宮歴史博物館ではただいま、
特別展「伊勢と熊野の歌」が開催中。

~11月9日(日)まで

 ※斎宮歴史博物館
 ⇒ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/






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【京都・風俗博物館】 2004年2月撮影 ウインドウでの展示の様子

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「源氏四十の賀、玉鬘の若菜進上」 に引き続き、
2004年2月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

ウインドウでは実物大で
御斎服・僧侶素絹五條袈裟姿・法親王裘代五條袈裟姿が
しめされていました。


 御斎服(おんさいふく)








 僧侶素絹(そけん)五條袈裟姿








 法親王裘代(きゅうたい)五條袈裟姿











 実物大展示室へ続きます。






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【日常】 webサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』 祝7周年!

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 私のささやかな日常。

すっかり忘れていたのですが、
私が作成しているwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』が
11月1日に開設から7周年を迎えました。

 ※花橘亭~源氏物語を楽しむ~
 ⇒ http://kakitutei.web.fc2.com/

いつもご覧くださっている方、
時々ご覧くださっている方、
初めましての方、
ありがとうございます。

これからもマイペースで更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。






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【本】 「すらすら読める枕草子」 (著:山口仲美)

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 枕草子に関する本のご紹介です。

NHKEテレで10月に放送された「100分de名著」
清少納言『枕草子』(講師:山口仲美先生)の回は
とてもおもしろかったですね。

番組テキストを読んで
全4回の放送を楽しく拝見しました。

 
 清少納言『枕草子』 2014年10月 (100分 de 名著)


番組を通じて
山口仲美先生のお人柄に惹かれたので
同じく山口先生が書かれた枕草子の本
「すらすら読める枕草子」を読みました。

こちらもおもしろかったです

 
 すらすら読める枕草子


『枕草子』本文と現代語訳、山口先生による見どころという構成で
300近くある章段のうち40くらいの章段が紹介されています。


内容は以下のとおり。


 プロローグ

 Ⅰ男と女のエチケット

  1 こういう男はかっこいい
  2 ダメな男
  3 こういう女はステキ
  4 こういう女は見苦しい
  5 男と女はこうありたい
  6 こういう男と女はみっともない

 Ⅱ 人としてのマナー
 
  1 こういう人は許せない
  2 こういう人はいいわね
  3 失礼な言葉遣いをしないで
  4 まあ、許容範囲ね

 Ⅲ 感じる心
 
  1 なんてステキな光景なの!
  2 もう、がっかりよ
  3 まあ、うれしい
  4 ああ、じれったい
  5 ドキッとしちゃう

 エピローグ




「100分de名著」をご覧になって
山口仲美先生の視点から枕草子をもっと楽しみたい!
と思われた方も多いはず。

オススメの一冊です。







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【京都・風俗博物館】 2004年2月撮影 実物大展示室(院政時代の公家女房晴れの装い)

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

ウインドウでの展示の様子 に引き続き、
2004年2月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

実物大展示室では直衣姿の男君と
院政時代の公家女房晴れの装いが展示されていました。




 直衣姿の男君






 院政時代の公家女房晴れの装い


解説


いろいろな角度で撮ってみました。


唐衣の襟に紐がついています。






裳の大腰


裳の引腰







以上、2004年2月における風俗博物館の展示の様子でした。



 
 源氏物語 六条院の生活





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【ぷち旅行記】 平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第1話<郷土料理>

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 私のささやかな日常。

先日、バスツアーを利用して
平家落人伝説がのこる宮崎県の椎葉村を訪ねました。

簡単なレポを全4回に分けて連載したいと思います。
よろしければお付き合いくださいませ。



2014年10月下旬日のこと。

福岡県北九州市を早朝に発って
福岡県→佐賀県→福岡県→熊本県を通る
高速道路と一般道を経て宮崎県東臼杵郡椎葉村へ。

椎葉村にようやく到着したのは正午過ぎ。
深い深い山奥にその村はありました。



1185年、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の人々が
椎葉まで逃れてきたと伝わります。

けれども、源頼朝に
平家の人々が生きていることが知られ
那須与一の弟である那須大八郎に
平家追討の命が下されました。

はるばるやってきた那須大八郎が
椎葉の里で目にしたのは・・・

都での栄華とは大きくかけ離れた
平家の人々の質素な生活ぶりだったのでした。

その様子に同情し、追討を断念した那須大八郎は
やがて平家の姫君「鶴富姫」と恋仲になるものの
都へ戻るよう命じられます。

懐妊した「鶴富姫」を椎葉に残したまま
大八郎は去っていきます。

その際、
『男子が生まれたら私のふるさとに
 女子だったらこの地で育てるがよい』
と言い残したのだとか。

女の子を出産した「鶴富姫」は
成長した娘に婿をとり
「那須」の姓を名乗らせたといいます。



「鶴富姫」と那須大八郎の恋物語の舞台となった屋敷は
受け継がれ鶴富屋敷としてのこっています。
現在見られる鶴富屋敷は約300年前に建てられたものだとか。

※鶴富屋敷については次の記事でご紹介します。


そんな鶴富屋敷に隣接する
旅館鶴富屋敷で昼食をいただきました。



椎葉名物の郷土料理
山菜を使ったものが多かったです。

(みかん以外はすべて椎名村で作られたものだとか)



ごはん。


蕎麦。

おいしくいただきました。






 第2話へ続きます。





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【ぷち旅行記】 平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第2話<鶴富屋敷と椎葉民俗芸能博物館>

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 私のささやかな日常。

平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第1話 の続きです。

昼食後、「鶴富屋敷」を見学しました。



■鶴富屋敷(那須家住宅)

 所在地:宮崎県東臼杵郡椎葉村上椎葉


椎葉村 第1話で書きましたように
鶴富姫と那須大八郎の恋物語の舞台。

現在の建物は約300年前に
建てられたと考えられているそうです。



国指定重要文化財の建物です。

大きく太い材料を使用した
椎葉独特の型式で建てられています。



思わず座りたくなる(?)縁側。


ツアーでお越しの方が多かったです。



鶴富屋敷の間取りは
「ござ」・「でい」・「つぼね」・「うちね」・「どじ」と
なっています。



「ござ」・・・神仏を祭る神聖な場所。



「でい」・・・一番広い部屋。
客間として用いられ冠婚葬祭などの行事もおこなわれたそうです。



「つぼね」・・・夫婦部屋。



「うちね」・・・茶の間。



「どじ」・・・土間のこと。



屋根の様子。



遠景。
晴天に恵まれよかったです。


鶴富屋敷裏手の東側に
鶴富姫の墓があるのだそうです。
今回は訪ねることができず残念。


そして、歩いてすぐそばにある椎葉民俗芸能博物館へ。




■椎葉民俗芸能博物館

 所在地:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1822番地4

椎葉村に受け継がれてきた
儀礼、慣習、民族文化を紹介されている博物館です。



外壁。


1階入り口。


4階出口。
椎葉厳島神社の境内につながっています。





 第3話へ続きます。






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【ぷち旅行記】 平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第3話<平家の守護神 椎葉厳島神社>

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 私のささやかな日常。

平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第2話 の続きです。

椎葉民俗芸能博物館を見学後、
椎葉厳島神社を参拝しました。


■椎葉厳島神社

 所在地:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1822


鳥居と階段。
迂回して、階段ではなく坂道をのぼって
上へ行くこともできます。



相撲場。
(椎葉民俗芸能博物館4階とつながっています。)



さらに階段が続きます。



↑ご由緒。クリックで拡大します。




【旧称】
 厳島大明神、旧村社

【ご祭神】 
 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
 素盞嗚命(すさのうのみこと)

【創建】
 元久元年(1204年)
 

壇ノ浦の戦いで敗れた平家の人々の一部は
現在の宮崎県東臼杵郡椎葉村へ逃げ延びました。

鎌倉幕府により平家一門追討の命を受けた那須大八郎宗久が
椎葉山中での平家残党の叛意なき姿を深く憐れみ、
平家尊々の安芸の宮島 厳島神社の守護神を歓請し
建立されたのだそうです。



横から見た社殿。

山奥にある厳島神社を参拝できて
感慨深いものがありました。



 御朱印について。

授与所で御朱印をいただこうと思っていたら
私が訪ねた日はどなたもおられませんでした。

椎葉民俗芸能博物館 受付で申し出たところ
紙に書かれた状態のご朱印をいただくことができました。








■鶴富姫化粧の水


椎葉厳島神社の境内には
平家方の姫である鶴富姫が使ったといわれる
『鶴富姫化粧の水』があります。



鶴富姫が
那須大八郎に水を汲んであげたことが
二人の恋の始まりだとか。



別の角度から撮ってみました。
ツワブキの花が綺麗でした。







鶴富屋敷・椎葉民俗芸能博物館・椎葉厳島神社は
まとまった場所にあり、それぞれ徒歩でまわることができるのでした。




 椎葉村では毎年11月に「椎葉平家まつり」が開催されています。

お祭りが行われる前に椎葉村を訪ねたので
ポスターやチラシを度々見かけることができました。


お祭りのポスター。
どんなお祭りなのか興味津々。


旗もありました。






再びバスに乗り、最後は上椎葉ダム(日向椎葉湖)を目指します。


 第4話へ続きます。






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【情報】 京都府庁旧本館 観芸祭にて「ながたみどりイラスト展」開催中。~16日(日)まで

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 源氏物語に関連する情報です。

京都在住のイラストレーター
ながたみどりさんによる「ちゅう源氏の源氏物語絵巻」が
このほど完成されたのだそうです。

現在、京都府庁旧本館 歓芸祭において
「ながたみどりイラスト展」が開催中だとか。
~11月16日(日)まで

期間中、「ちゅう源氏の源氏物語絵巻」の冊子が
無料で配布されるそうですよ。

 ※京都新聞 2014年11月11日
 子ども向け、ネズミの源氏物語 京都のイラストレーター作成
 ⇒ http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20141111000046

 ※ながたみどりさん 公式サイト
 ⇒ http://www.geocities.co.jp/chugenji2008/


私もかつて、京都で開催されたながたみどりさんのイラスト展を訪ねまして
「ちゅう源氏」のポストカードを購入させていただいたことがあります。

とても可愛らしくて素敵なイラストですよ。

近くに住んでおりましたら、イラスト展に駆けつけたいところです。




 切手にもなった「ちゅう源氏」

2008年4月、京都・滋賀の郵便局で
オリジナルフレーム切手
「源氏物語千年紀 ちゅう源氏の切手絵巻」が発売されました。

イラストはもちろん、ながたみどりさんによるものです。

当方のwebサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』内、
「切手にみる紫式部と『源氏物語』」で簡単にご紹介しています。

よろしければコチラからご覧くださいませ。





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【ぷち旅行記】 平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第4話<上椎葉ダム>

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 私のささやかな日常。

平家落人伝説の秘境・宮崎県椎葉村 第3話 の続きです。

椎葉厳島神社をあとにして、
上椎葉ダムをバスで訪ねました。


■上椎葉ダム(日向椎葉湖)

 所在地:宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良



女神像公園から見下ろした
上椎葉ダムの様子です。

紅葉真っ盛りの時期には
より景観が素敵でしょうね。



日本を代表するアーチ式式ダムのひとつ。
高さ111m、長さ341mです。



↑クリックで拡大します。ぜひご覧ください。
(ちょうど車が通りかかったのでダムの大きさが実感できます)




女神像公園の女神像。

上椎葉ダム建造の際に犠牲となった
関係者の霊を慰める慰霊碑が建立されています。




こののち、
宮崎県→熊本県→福岡県→佐賀県→福岡県を通り
福岡県北九州市へと帰ったのでありました。

往復約500キロの移動だったそうです。
楽しい旅でした。

※バスツアーはクラブツーリズムさんにお世話になりました。






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【鑑賞】 北九州国際音楽祭 11月15日(土) 雅楽<東京楽所>

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 地元・北九州市でのこと。

福岡県北九州市八幡東区、
響ホールで行われた 東京楽所による
「雅楽」を見に行ってきました。

北九州国際音楽祭のプログラムのひとつです。



この公演では
以下のように2部構成となっており、
解説付きであったため親しみやすく楽しかったです。


 【第1部】 管弦「平調音取」「越天楽残楽三返」「陪臚」

 【第2部】 舞楽「万歳楽(左舞)「落蹲(右舞)」


 解説/多 忠輝 <宮内庁式部職楽部>
 進行/野原耕二 <日本文化・音楽プロデューサー>



舞台に近い座席(指定席)からの鑑賞だったので
演奏の様子や舞人の動きをじっくり拝見することができました。

感激で胸がいっぱいです。



また、来年の北九州国際音楽祭でも
東京楽所さんがお越しになりますように
願っています。


今回の公演では
たくさんのお客さんが来場されていました。

私のまわりで雅楽に興味がある方って少ないのですが
北九州にはこんなにも雅楽にご興味がある方がいらっしゃるのですね。

なんだか嬉しかったです。



物販コーナーで野原耕二さんによる小冊子
「雅楽はすごい! 其の壱」と「雅楽はすごい! 其の弐」を購入。

雅楽について、まだまだ知識が未熟なので
もっともっと知りたいものです。




終演後、響ホール前から見上げた皿倉山。





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【ぷち旅行記】 『源氏物語』<若紫>の舞台 「北山のなにがし寺」候補地をめぐる (大雲寺・鞍馬寺)

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 2013年春のこと。

『源氏物語』<若紫>の舞台となった
「北山のなにがし寺」のモデルには、いくつかの候補地があります。

そのうち、有名なのは京都市左京区にある
大雲寺旧境内と鞍馬寺のふたつが挙げられます。

「北山のなにがし寺」には滝があったのだとか。
大雲寺旧境内と鞍馬寺にもそれぞれ滝があります。
見比べてみるのもおもしろいかもしれません。

昨年春、桜の花が咲く前に
この2ヶ所を訪ねた様子について簡単にご紹介します。

なお、叡山電車(叡電)を利用しました。



■大雲寺旧境内

 所在地:京都市左京区岩倉上蔵町 北山病院敷地内(旧大雲寺境内)
 交 通:叡電「岩倉」駅下車 

叡電「岩倉」駅で降りて、途中、寄り道しつつ
徒歩20分くらいで旧大雲寺境内に到着しました。



水飲堂


お手水には「大雲寺」の名が刻まれていました。


不動の滝。

2本の滝がありました。
沐浴すると霊験があるそうです。

大雲寺は紫式部の母方の曽祖父・藤原文範が建立した寺です。
紫式部も訪ねたことがあったかもしれません。



『「源氏物語ゆかりの地」説明板 No,29 大雲寺 旧境内<北山の「なにがし寺」候補地>』が設置されています。


↑説明板。クリックで拡大します。


冷泉天皇皇后昌子内親王岩倉陵や岩座神社を訪ねたあと、
叡電「岩倉」駅へ歩いて戻り、再び叡電に乗って「鞍馬」駅へと移動しました。

次は鞍馬寺を訪ねます。




■鞍馬寺

 所在地:京都市左京区鞍馬本町
 交 通:叡電「鞍馬」駅下車


叡電「鞍馬」駅で降りて、徒歩3分くらいで
鞍馬寺 山門前に到着します。

山門をくぐり、ケーブルカーには乗らずに歩いて参道を上り
まずは鞍馬寺境内にある由岐神社を訪ねましょう。


途中、「魔王の滝」という滝があります。

「北山のなにがし寺」でいうところの滝を
これに当てはめていいのかわかりませんが想像がふくらみました。



由岐神社をお参りして神社の東側にある
『「源氏物語ゆかりの地」説明板 No,28 鞍馬寺<北山の「なにがし寺」候補地>』をチェック!
(ちょっとわかりづらいところにあります。)


↑説明板。クリックで拡大します。


こののち”鞍馬のつづら折り”を味わいながら上っていきました。



本殿金堂に到着。

鞍馬寺では、A4サイズの冊子
「『源氏物語』若紫巻の舞台としての鞍馬寺と與謝野晶子源氏展ー日本の心を求めてー」が
販売されていたので購入♪

読み応えのある一冊です。






 お得なきっぷ!叡電1日乗車券『えぇきっぷ』

今回、旧大雲寺境内と鞍馬寺を訪ねるにあたって
叡電1日乗車券『えぇきっぷ』を利用しました。

叡山電車が一日乗り降り自由になります。
さらに、沿線の約40か所で利用できる優待特典も付いたお得な乗車券です。



このブログ記事内では触れませんでしたが
旧大雲寺境内の近くにある実相院も同日に訪ねました。

今回、叡電1日乗車券『えぇきっぷ』を提示することで
実相院の拝観料や鞍馬寺の愛山費、
鞍馬寺山門前にある飲食店で優待特典を
受けることができました。


但し、叡電1日乗車券『えぇきっぷ』を
販売されている場所は限られているので、
事前に叡電のサイトを確認されるのをオススメします。

 ※叡山電車
 ⇒ http://eizandensha.co.jp/
 ⇒ http://eizandensha.co.jp/guide/ticket/good-value-eiden/





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【日常】 いつかまた泊まりたい!平安情緒豊かな宿「旅殿 御所 社乃森」 (徳島県阿波市)

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 私のささやかな日常。雑感。

久しぶりに当方のwebサイト『花橘亭~なぎの旅行記~』内、
「旅殿 御所 社乃森」に宿泊した時のレポを読み返しています。

2010年秋に宿泊しました。
徳島県阿波市にある平安情緒豊かな宿です。
寝殿造を思わせる外装や内装にうっとりでした。

 ※宿泊レポ フレームなしページ
 ⇒ http://www42.tok2.com/home/kakitutei/east_west/gosyo/1.html

 ※宿泊レポ フレームありページ
 ⇒ http://www42.tok2.com/home/kakitutei/east_west/gosyo/yasiro.html









客室数は10室。


オプションで平安装束着装体験も可能です。


十二単を着たわたくし。


またいつか、機会を作って宿泊したいと願っています。



 ※旅殿 御所 社乃森 公式ホームページ
 ⇒ http://yashironomori.jp/




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【情報】 岡山市民会館にて装束劇 源氏物語「加冠の儀」公演開催 2015年2月9日(月)

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 源氏物語に関する公演の情報です。

岡山県岡山市、
岡山市民会館にて
衣紋道高倉流たかくら会 岡山道場 5周年記念
装束劇 源氏物語「加冠の儀」が行われるそうです。


 【日時】 平成27年 2月 9日(月) 13:30~15:00(12:30開場)

 【会場】 岡山市民会館

 【解説】 衣紋道高倉流 宗会頭 仙石宗久

 【会費】 3,000円


 ※むつみ京都きもの学院・むつみ京都総合学院
 ⇒ http://www.mutsumi-kimono.com/


“この度の上演では、産湯の場面での白の十二単・鳴弦の所作、
 加冠の儀では光源氏が童の装束から大人の装束に変わるなど、
 所作も現在皇室で行われているのと同じ所作でとり行われます。”


とっても気になっています。





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【情報】 素敵なコンテンツ 大林組プロジェクトチームによる「源氏物語 光源氏 六条院の考証復元」

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 源氏物語に関連する情報です。

平安京に栄えた
貴族の壮麗な邸宅「寝殿造」。
・・・現代となっては京都市内において
平安時代の「寝殿造」の建物がそのまま
残っているものはありません。

『源氏物語』における光源氏の邸宅は
どんなだったのでしょう?


株式会社 大林組さんの
webサイト内に興味深いコンテンツがありますので
ご紹介します。

 ※大林組 |源氏物語 光源氏 六条院の考証復元
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/genji/p01.html

目次はこのようになっています。

 1. 『源氏物語』と寝殿造り

 2. 『源氏物語』にみる光源氏の邸宅

 3. 光源氏の邸宅・六条院の復元

 4. 東南の町における「寝殿造り」の構造

 5. 六条院のモデルと工期



様々な図も見られるのでイメージがふくらみます。





 「季刊大林」のこと。

大林組さんでは、建設にまつわる文化を考える広報誌
「季刊大林」という冊子を発行されています。

1991年に発行された No,34では
『源氏物語』を取り扱っていらっしゃいます。

 ※季刊大林
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/index.html
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/backindex.html#34

通信販売も行われていますので
『源氏物語』における六条院の建築に
ご興味がおありの方はいかがでしょうか。

(上にご紹介しましたコンテンツの内容と重複している部分もあります。)






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【本】 白川書院『月刊京都』 12月号の特集は花街・島原の魅力

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 京都に関する雑誌のご紹介です。

白川書院さんから発売されている
『月刊京都』12月号。
特集は 花街・島原の魅力 でした。

 ※『月刊京都』
 ⇒ http://www.gekkan-kyoto.net/

11月10日に発売され購入したものの
遅ればせながら、つい先日読み終えたところです。

島原の歴史や文化、太夫さんに興味がある方にオススメ。
私にとっても繰り返し読むこととなりそうです。

 
 月刊 京都 2014年 12月号 [雑誌]




 余談。

10年以上前のことになりますが、
京都定期観光バスに太夫さんを見ることができるコースがあり
過去2回それらのコースに乗車しました。

それぞれ太夫さんの所作の美しさに
惚れ惚れしたのを覚えています。

一部の写真をフォトチャンネルにupしていますので
ご興味がおありの方はこちらをどうぞ。

 京都 島原の角屋で太夫さんとお会いする 2002年撮影。
 





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【北九州市】 小倉の紅葉と黄葉

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地元・北九州市でのこと。

小倉城庭園の敷地内には
無料で散策できる道が
あります。

ちょこっと紅葉見学♪


綺麗に色づいていました。



小倉城。



小倉城と黄葉。

(ただいま、小倉城は工事中のため
中に入ることはできません。)



小倉城・小倉城庭園があるあたりは
複合商業施設の
リバーウォーク北九州や
北九州市庁舎が建っていながら
自然を楽しめます。

お散歩するのにちょうど良いです。
幸せなことですね。




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