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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2009年8月撮影 一条帝の土御門第行幸 その1

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2009年8月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『紫式部日記』より
「一条帝の土御門第行幸~親王宣下に寿ぐ道長の栄華~」
の場面が展示されていました。

展示内容を3つの記事に分けてご紹介します。



舞台は、藤原道長の邸宅・土御門第寝殿に見たてられています。


<博物館レジュメより>
“寛弘4年(1008年)旧暦10月16日、左大臣藤原道長(43歳)の邸である土御門第に一条帝(29歳)の行幸があった。”


団欒の様子。



一条帝。
麹塵(きくじん)御袍姿。


三種の神器のひとつである勾玉の御筥を持ち控えた内侍。


三種の神器のひとつである草薙剣(御佩刀/みはかし)を持ち控えた内侍。


藤原道長<左大臣・二位>。
束帯姿。


道長は彰子が産んだ若宮を抱いて一条帝の前に参上しました。
一条帝により若宮を親王とする宣下が下され、
若宮は敦成(あつひら)親王と命名されました。

敦成親王はのちに後一条帝として即位します。



御帳台の中に座す中宮彰子(21歳)。(道長の娘)
小袿姿。


源倫子。(道長の正妻。彰子の母。)
唐衣・裳姿。



若宮誕生の折に一条帝より賜った若宮守護の
御佩刀(みはかし)を捧持した弁の宰相。



写真左から
弁の宰相、源倫子、中宮彰子。




東の対の公卿の座では、
道長の息子・藤原頼通や
右大臣の藤原顕光らがいました。



さらに、
中宮の亮(藤原実成)、
頭の弁(源道方)、
左衛門督(四条大納言・藤原公任)、
右衛門督(宮の大夫・藤原斉信)の姿も。




 一条帝の土御門第行幸~親王宣下に寿ぐ道長の栄華~ その2 へ続きます。






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