京都市下京区にある風俗博物館のこと。
服喪(ふくも)~三条大宮の死~ に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
女房の局(つぼね)では
「~女房の日常・伏籠と夜の冊子作り~」が
展示されていました。
女房の日常 伏籠(ふせご)
<博物館レジュメより>
“直接男女が顔をわせる機会が少なかった平安時代、趣味の良さを相手に伝える手段としての一つが、香であった。
自分の好みに調合した練香を、火取香炉(ひとりこうろ)で燻らし、その上に伏籠(ふせご)という竹の籠を置き、その上に装束をかけて香を移すのである。
火取(ひとり)とは、二階棚(にかいだな)に置かれているもので、火取母(ひとりも)・火取籠(ひとりかご/匙・箸付き)・薫炉(くんろ)からなり、銀製の薫炉に香を入れて焚き、火取籠をかぶせて使用するものである。”
碁盤を踏み台にして吊香炉(つりこうろ)を吊るす女房
床には「偏つぎ」の札が置かれていました。
局での夜の冊子作りについては次回の記事でご紹介いたします。
局~女房の日常・伏籠と夜の冊子作り~ その2 へ続きます。
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☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本
服喪(ふくも)~三条大宮の死~ に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
女房の局(つぼね)では
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展示されていました。
女房の日常 伏籠(ふせご)
<博物館レジュメより>
“直接男女が顔をわせる機会が少なかった平安時代、趣味の良さを相手に伝える手段としての一つが、香であった。
自分の好みに調合した練香を、火取香炉(ひとりこうろ)で燻らし、その上に伏籠(ふせご)という竹の籠を置き、その上に装束をかけて香を移すのである。
火取(ひとり)とは、二階棚(にかいだな)に置かれているもので、火取母(ひとりも)・火取籠(ひとりかご/匙・箸付き)・薫炉(くんろ)からなり、銀製の薫炉に香を入れて焚き、火取籠をかぶせて使用するものである。”
碁盤を踏み台にして吊香炉(つりこうろ)を吊るす女房
床には「偏つぎ」の札が置かれていました。
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