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平安の遊び~貝合せ~ に引き続き、
2007年1月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
東の対 東廂
「歳暮の衣配り~女君達の装束紹介~」が
展示されていました。
舞台は、母屋(もや)と見立てられています。
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<博物館レジュメより>
“源氏35歳の年の暮れ、その年の秋に落成した六條院において、
それぞれの御殿に住まわせている女君達にふさわしい正月用の
装束を紫の上と調えた。
源氏自らが女君たちの年齢や容貌・性格にふさわしく見立てた
きらびやかな衣裳を目の当たりにして、まだ見ぬそれぞれの
女君達の器量を推し量る紫の上の複雑な心中が思いやられる。”
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桜の細長に、つややかなる掻練(かいねり)取り添へては、姫君の御料なり。
“細長とは:
高貴な女性が平常に着たやや改まった装束で、袿や小袿の上に着用した。
物語に登場する場面は様々だが、女性の若々しさや幼さを象徴する装束であったことが伺える。”
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梅の折枝、蝶、鳥、飛びちがひ、唐めいたる白き小袿に、濃きがつややかなる重ねて、明石の御方に。
“小袿とは:
高貴な女性が平常に着た代表的装束。
身丈ほどの袿で、晴れの装束であった。
唐衣裳を省略した場合に着用されることがあり、平常着でも礼装的な意味合いがこめられていた。”
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末摘花の御料に、柳の織物の、よしある唐草を乱れ織れるも、いとなまめきたれば、
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浅縹の海賦の織物、織りざまなまめきたれど、匂ひやかならぬに、いと濃き掻練具して、夏の御方に。
※夏の御方=花散里
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曇りなく赤きに、山吹の花の細長
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空蝉の尼君に、青鈍の織物、いと心ばせあるを見つけたまひて、御料にある梔子の御衣、聴し色(ゆるしいろ)なる添へたまひて、
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