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【京都・風俗博物館 出張展示】 2005年9月撮影 六條院行幸 行幸の演出 その1

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 京都文化博物館別館で行われた風俗博物館出張展示のこと。

エントランスの十二単・細長・小袿 に引き続き、
2005年9月に京都文化博物館別館で撮影した
風俗博物館の出張展示での様子です。


源氏物語と京都「六條院へ出かけよう」

『源氏物語』<藤裏葉>より
「六條院行幸」の場面が展示されていました。

解説より
 “神無月(旧暦10月)の20日すぎ、冷泉帝は紅葉の美しい時期を
 お選びになり、朱雀院を誘われて光源氏の邸宅である六條院へ行幸された。
 天皇、上皇うち揃っての行幸はめったにない晴れ晴れしいことであるので
 源氏は心のこもったもてなしを心がけ、様々な趣向をこらした。”



東の対の簀子から寝殿南側を見たところ。


東から西へと行幸の演出について見ていきたいと思います。






東の対の簀子にて

奥に女房が一人、裳唐衣姿(女房装束・十二単)で控えています。
女房の背後にあるのは、軟障(ぜじょう)とよばれる布製の高級な帳です。



 行幸の演出のひとつ・鵜飼(うかい)


宮中の御厨子所(みずしどころ)の鵜飼の長が
六條院所属の鵜匠を召し並べて鵜飼を行いました。



六條院所属の鵜匠による鵜飼。
(模型において遣水の水はホンモノの水が流れていたのでした!!)



写真左側:御厨子所鵜飼長。






写真左側:蔵人所鷹飼
写真右側:蔵人所犬飼

それぞれ、鷹と犬を伴っています。




 行幸の演出 その2へ続きます。







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