6月2日(日)に行われた【太宰府検定特別ツアー】でのこと。
「古代つくしコース」に参加した私。
『古代食弁当』をいただいてから
大野城(おおのじょう)跡めぐりの始まりです。
大野城跡を訪ねるのは初めてのことだったのでドキドキでした。
大野城跡とは
天智天皇4年(665年)、防衛のために
大野山に築かれた朝鮮式山城です。
尾根沿いに総延長約8キロに及ぶ土塁を築き、
谷間部分には石垣や石塁で塞いでいます。
のちに四天王像を安置する「四王院」が創建されたことで
現在は大野山より『四王寺山』の呼称が一般的。
大野城跡は国の特別史跡に指定されており、
福岡県太宰府市、大野城市、糟屋郡宇美町にまたがっています。
■百間(ひゃっけん)石垣
大野城跡 北部にあります。
総延長約180m、高さは約8m。
草が生い茂りわかりにくいですが
花崗岩を積み上げて構築されています。
■焼米ケ原 尾花礎石群 付近
土塁跡を歩くことができました。
あいにく、時々小雨が降るお天気だったので
太宰府市の市街地が霞んで見えます。
この辺りでは黒く炭化した米粒が発見されることから
焼米ケ原(やきごめがはら)と呼ばれるそうです。
遠く、木々に囲まれた
九州国立博物館が望めました。
四王寺山三十三観音霊場のひとつ
5番札所 千手観音菩薩
四王寺山の三十三観音霊場は、
江戸後期に西国三十三ヶ所霊場を
モデルに作られたのだとか。
■太宰府口城門跡
かつて立派な門があったそうです。
門扉の礎石を見ることができました。
大野城跡では現在、
城内と城外を結ぶ城門が7カ所
みつかっているのだそうで、
こちらはそのひとつです。
■増長天礎石群
大野城の南に位置します。
4棟の同一規格の建物が並んでいたのだとか。
■鏡池
増長天礎石群の近くにあります。
雨乞いにまつわる伝説がある池です。
■岩屋城跡
岩屋城本丸跡に建つ
「嗚呼壮烈岩屋城址」の碑。
岩屋城の戦いは、薩摩の島津氏が
大友氏の家臣・高橋紹運が籠る岩屋城を落とした戦い。
岩屋城跡から望む大宰府政庁跡。
大宰府は
北に 大野城、
東に 阿志岐山城(あしきさんじょう)、
南に 基肄(きい)城、
西に 水城(みずき)
で護られた都市でした。
こののち、ツアーでは
観世音寺の宝蔵を訪ね、仏像たちとご対面。
解説員さん、ご一緒した皆さま
ありがとうございました。
参考にした本。「太宰府検定」公式ブック
太宰府紀行古都太宰府保存協会海鳥社発売日:2011-12-19ブクログでレビューを見る»
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「古代つくしコース」に参加した私。
『古代食弁当』をいただいてから
大野城(おおのじょう)跡めぐりの始まりです。
大野城跡を訪ねるのは初めてのことだったのでドキドキでした。
大野城跡とは
天智天皇4年(665年)、防衛のために
大野山に築かれた朝鮮式山城です。
尾根沿いに総延長約8キロに及ぶ土塁を築き、
谷間部分には石垣や石塁で塞いでいます。
のちに四天王像を安置する「四王院」が創建されたことで
現在は大野山より『四王寺山』の呼称が一般的。
大野城跡は国の特別史跡に指定されており、
福岡県太宰府市、大野城市、糟屋郡宇美町にまたがっています。
■百間(ひゃっけん)石垣
大野城跡 北部にあります。
総延長約180m、高さは約8m。
草が生い茂りわかりにくいですが
花崗岩を積み上げて構築されています。
■焼米ケ原 尾花礎石群 付近
土塁跡を歩くことができました。
あいにく、時々小雨が降るお天気だったので
太宰府市の市街地が霞んで見えます。
この辺りでは黒く炭化した米粒が発見されることから
焼米ケ原(やきごめがはら)と呼ばれるそうです。
遠く、木々に囲まれた
九州国立博物館が望めました。
四王寺山三十三観音霊場のひとつ
5番札所 千手観音菩薩
四王寺山の三十三観音霊場は、
江戸後期に西国三十三ヶ所霊場を
モデルに作られたのだとか。
■太宰府口城門跡
かつて立派な門があったそうです。
門扉の礎石を見ることができました。
大野城跡では現在、
城内と城外を結ぶ城門が7カ所
みつかっているのだそうで、
こちらはそのひとつです。
■増長天礎石群
大野城の南に位置します。
4棟の同一規格の建物が並んでいたのだとか。
■鏡池
増長天礎石群の近くにあります。
雨乞いにまつわる伝説がある池です。
■岩屋城跡
岩屋城本丸跡に建つ
「嗚呼壮烈岩屋城址」の碑。
岩屋城の戦いは、薩摩の島津氏が
大友氏の家臣・高橋紹運が籠る岩屋城を落とした戦い。
岩屋城跡から望む大宰府政庁跡。
大宰府は
北に 大野城、
東に 阿志岐山城(あしきさんじょう)、
南に 基肄(きい)城、
西に 水城(みずき)
で護られた都市でした。
こののち、ツアーでは
観世音寺の宝蔵を訪ね、仏像たちとご対面。
解説員さん、ご一緒した皆さま
ありがとうございました。
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太宰府紀行古都太宰府保存協会海鳥社発売日:2011-12-19ブクログでレビューを見る»
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