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Channel: 晴れのち平安
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【京都・風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界〜】 2003年8月撮影 月見の宴 その1

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「明石の姫君の袴着」に引き続き、2003年8月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

東の対東廂と北廂では、『源氏物語』<鈴虫一>より
「月見の宴〜国宝源氏物語絵巻より再現〜」が展示されていました。

国宝「源氏物語絵巻」<鈴虫一>の画像と合わせて
ご覧になるとより楽しめることと思います。

 ※国宝「源氏物語絵巻」<鈴虫一>を所蔵されている五島美術館 公式サイト
 ⇒ http://www.gotoh-museum.or.jp/


≪注意≫
かつて、国宝「源氏物語絵巻」<鈴虫一>で
庭を眺めている女性(柱と御簾で身体が隠れている)は
細長を着た女三の宮ではないかという説がありました。

しかし近年、研究が進み、
この女性は裳をつけた女性であることがわかり、
女三の宮ではなく女房だと判断されました。

風俗博物館では2003年に
女房ではなく女三の宮としてこの場面を再現展示されました。

以上をご理解の上、お楽しみくださいませ。





国宝「源氏物語絵巻」<鈴虫一>に沿った構図です。



 細長姿の女三の宮






源氏50歳の八月十五夜(陰暦)に夕暮れ。
仏の御前に女三の宮がいらっしゃいます。

鈴虫が声を振りたてて鳴いている様子は
華やかでおもしろい趣です。



 閼伽を供える女房






若い尼たちが花を奉るということで鳴らす
閼伽杯(=仏に供える水の器)の音や
水を注ぐ音が聞こえています。





仏像。






 月見の宴 その2へ続きます。(後日、upします)





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