

「髪上げの手順」に引き続き、
2003年2月に風俗博物館で撮影した様子です。
明石の姫君の裳着が執り行われる前日の2月10日、
雨が少し降り、御前近くの紅梅が盛りと咲く頃、
源氏のもとへ蛍兵部卿宮が来訪します。

庭に紅梅の木が植えられています。
向かい合って座る源氏(左側)と蛍兵部卿宮(右側)。

蛍兵部卿宮を判者として
薫物合わせが行われました。

源氏
直衣(香色地紅小葵文)指貫(濃色地白藤折枝文)

蛍兵部卿宮
直衣(紅地薄紅浮線綾丸文)指貫(濃紫地鳥襷文)

源氏ゆかりの女君たちから贈られた
香壺が入った箱が並んでいます。


心葉(こころば)と呼ばれる
金銀や紐などで松や梅をつくった飾りも素敵です。

前斎院(朝顔の斎院)から贈られた香壺。
瑠璃(るり)の香壺がふたつ置いてあります。

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