

「女三宮持仏開眼供養」に引き続き、
2002年8月に風俗博物館で撮影した様子です。
東の対では
『源氏物語』<常夏>より
「釣殿の涼み」の様子が
展示されていました。

釣殿は池に面して東西に設けられた建物のこと。
源氏は夕霧と一緒に釣殿で涼んでいます。

源氏(左側)と夕霧(右側)
源氏:二藍三重襷文直衣下袴姿(指貫を脱いでくつろいでいる姿)

夕霧:縹小菱直衣姿

御前で調理人に
桂川で獲れた鮎や
近くの川で獲れた「いしぶし」といった魚を
調理させています。

釣殿では、お酒や氷水、
水飯(すいはん=炊いたごはんや干し飯に冷水をかけたもの)なども、
それぞれ召しあがっているのでした。


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