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【京都・風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界〜】 2002年2月撮影 明石の女御の出産・御湯殿の儀

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 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

かさねの色目の展示に引き続き、
2002年2月に風俗博物館で撮影した様子です。

こちらでは、
「明石の女御の出産」と「御湯殿の儀」の場面が
展示されていました。




白で統一された室礼と装束姿で出産します。
御帳台(みちょうだい)の中にいるのが明石の女御(13歳)。




控える女房たちも白裳唐衣姿です。




庭では妖魔退散を図り、弓の弦を打ち鳴らす
「鳴弦(めいげん)」が行われています。




産室のかたわらでは、高僧が安産祈願のために御修法(みずほう)を行っています。
奥にいる女童に悪霊(?)がのりうつって身もだえています。



3月10日過ぎに無事に男御子が誕生しました。




光源氏からみて孫にあたる
男御子を抱いています。



誕生から7日間、朝夕に御湯殿(おゆどの)の儀が行われます。
産湯とは違って儀式として赤子に湯を浴びせるものだとか。




「虎の頭」を捧げる女房。


写真右側:「犀角」を捧げる女房。
写真左側:「御剣」を捧げる女房。

女房たちが魔除けとして「虎の頭」「犀角」「御剣」を捧げます。




読書博士(ふみよむはかせ)が漢籍に書かれた
おめでたい一節を読み上げています。



*参考*
展覧会図録「宮廷装束に見る源氏物語の四季」



 女房の局へ続きます。(後日、upします)




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