2月6日(木)太宰府でのこと。
福岡県太宰府市、九州国立博物館で開催中の
特別展「国宝 大神社展」の感想 その2です。
※感想その1はコチラ。
■第4章 祭りのにぎわい
そして、圧倒的な存在感を誇る御神輿(おみこし)
奈良・手向山八幡宮の「錦貼神輿(にしきばりしんよ)」。
想像していた以上に大きな御神輿でした。
鎌倉時代 14世紀のもの。
三方からじっくり見ることができてよかったです。
東京・サントリー美術館所蔵
伝・土佐光茂筆 「日吉山王祇園祭礼図屏風」。
写真はありませんが、
広島・厳島神社の舞楽衣装や
「舞楽面 納曾利(なそり)」も
展示されていました。
音声ガイドでは、東京楽所による演奏で
「納曾利(なそり)」を聞くこともでき、
雅な気分になれました♪
滋賀・御上神社の
「馬形口取人形(うまがたくちとりにんぎょう)」
素朴な味わいがあって可愛いと思ってしまいました。
平安時代 12世紀のものです。
大阪・住吉大社の「面盾(めんたて)」。
鎌倉時代 12〜14世紀のもの。
どこかエキゾチックな雰囲気も感じられます。
■第5章 伝世の名品
↑クリックで拡大します。
京都・北野天満宮の国宝
「北野天神縁起絵巻 第巻六」
鎌倉時代 13世紀のもの。
内裏 清涼殿での落雷の場面が描かれています。
逃げ惑う人々、ぎょろっとした目つきの雷神・・・。
雷神さまの目に愛嬌があると思ってしまうのは私だけかしら。
コミカルな印象を受けます。
この絵を描いた絵師はどんな思いで描いたのでしょう。
↑クリックで拡大します。
福岡・太宰府天満宮の国宝
「毛抜形太刀(けぬきがたのたち) 伝菅公遺品」
平安時代 10〜11世紀のもの。
美しいです!!
毛抜形太刀とは、柄の中央部に
毛抜きの形の透かしがあることからこの名があるのだとか。
写真はありませんが、
広島・厳島神社の国宝
「平家納経 願文(がんもん)」に感動しました。
一昨年、NHK大河ドラマ「平清盛」にハマって
「平家納経」を平家一門で書く場面に見入っていたので
実物を見られてよかったです。
福岡・宮地嶽神社の国宝
「金銅製壺鐙(つぼあぶみ)」。
古墳時代 7世紀のもの。
宮地嶽神社 奥の宮三番社である不動神社は
横穴式石室古墳の中に「お不動様」を祀った神社です。
この古墳は「地下の正倉院」とも呼ばれ
様々なものが発掘されているのだとか。
■第6章 神々の姿
展示室の様子です。
神像ファン必見のコーナー。
最終章では、
岡山・高野神社の「随身立像」(平安時代)がお出迎え。
その奥には、
今回の特別展のポスターやチラシで登場している女神さまがおわすのでした。
和歌山・熊野速玉大社の国宝
「熊野夫須美大神坐像(くまのふすみのおおかみざぞう)」。
平安時代 9世紀のもの。
平安初期の女性の髪型や服装を知るヒントが含まれていると思われます。
*余談。*
そういえば、九博へ行く前に訪ねた観世音寺には
兜跋毘沙門天立像がいらっしゃるのですが、
この毘沙門天の足もとには女神さまがいます。
女神さまもこのような髪型をしていらっしゃいました。
次は、京都・松尾大社の神像へ。
「女神坐像(じょしんざぞう)」=市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
「男神坐像(だんしんざぞう)」=大山咋神(おおやまぐいのかみ)
「男神坐像(だんしんざぞう)」=御子神
それぞれ平安時代 9世紀のもの。
私は、10年以上前に京都の松尾大社を訪ねて
御神像三体を拝観したことがありましたが
まさか、九州でお目にかかれる日が来るとは思いもよりませんでした。
京都・大将軍八神社の
「童子形坐像(どうじぎょうざぞう)」。
平安時代 12世紀のもの。
大将軍八神社の方徳殿(収蔵庫)で
神像を拝観したことがあります。
武装した男神像や束帯姿の男神像のイメージが強かったので
この「童子形坐像」の愛らしさに惹かれました。
以上、九州国立博物館の特別展「国宝 大神社展」で
印象に残ったことを書きだしてみました。
この特別展は、3月9日(日)までの開催です。
途中、展示替えがありますのでご注意くださいね。
※九州国立博物館 公式サイト
⇒ http://www.kyuhaku.jp/
⇒ http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s34.html
※特別展公式サイト
⇒ http://daijinja.jp/
当ブログは、九州国立博物館の第29回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
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福岡県太宰府市、九州国立博物館で開催中の
特別展「国宝 大神社展」の感想 その2です。
※感想その1はコチラ。
■第4章 祭りのにぎわい
そして、圧倒的な存在感を誇る御神輿(おみこし)
奈良・手向山八幡宮の「錦貼神輿(にしきばりしんよ)」。
想像していた以上に大きな御神輿でした。
鎌倉時代 14世紀のもの。
三方からじっくり見ることができてよかったです。
東京・サントリー美術館所蔵
伝・土佐光茂筆 「日吉山王祇園祭礼図屏風」。
写真はありませんが、
広島・厳島神社の舞楽衣装や
「舞楽面 納曾利(なそり)」も
展示されていました。
音声ガイドでは、東京楽所による演奏で
「納曾利(なそり)」を聞くこともでき、
雅な気分になれました♪
滋賀・御上神社の
「馬形口取人形(うまがたくちとりにんぎょう)」
素朴な味わいがあって可愛いと思ってしまいました。
平安時代 12世紀のものです。
大阪・住吉大社の「面盾(めんたて)」。
鎌倉時代 12〜14世紀のもの。
どこかエキゾチックな雰囲気も感じられます。
■第5章 伝世の名品
↑クリックで拡大します。
京都・北野天満宮の国宝
「北野天神縁起絵巻 第巻六」
鎌倉時代 13世紀のもの。
内裏 清涼殿での落雷の場面が描かれています。
逃げ惑う人々、ぎょろっとした目つきの雷神・・・。
雷神さまの目に愛嬌があると思ってしまうのは私だけかしら。
コミカルな印象を受けます。
この絵を描いた絵師はどんな思いで描いたのでしょう。
↑クリックで拡大します。
福岡・太宰府天満宮の国宝
「毛抜形太刀(けぬきがたのたち) 伝菅公遺品」
平安時代 10〜11世紀のもの。
美しいです!!
毛抜形太刀とは、柄の中央部に
毛抜きの形の透かしがあることからこの名があるのだとか。
写真はありませんが、
広島・厳島神社の国宝
「平家納経 願文(がんもん)」に感動しました。
一昨年、NHK大河ドラマ「平清盛」にハマって
「平家納経」を平家一門で書く場面に見入っていたので
実物を見られてよかったです。
福岡・宮地嶽神社の国宝
「金銅製壺鐙(つぼあぶみ)」。
古墳時代 7世紀のもの。
宮地嶽神社 奥の宮三番社である不動神社は
横穴式石室古墳の中に「お不動様」を祀った神社です。
この古墳は「地下の正倉院」とも呼ばれ
様々なものが発掘されているのだとか。
■第6章 神々の姿
展示室の様子です。
神像ファン必見のコーナー。
最終章では、
岡山・高野神社の「随身立像」(平安時代)がお出迎え。
その奥には、
今回の特別展のポスターやチラシで登場している女神さまがおわすのでした。
和歌山・熊野速玉大社の国宝
「熊野夫須美大神坐像(くまのふすみのおおかみざぞう)」。
平安時代 9世紀のもの。
平安初期の女性の髪型や服装を知るヒントが含まれていると思われます。
*余談。*
そういえば、九博へ行く前に訪ねた観世音寺には
兜跋毘沙門天立像がいらっしゃるのですが、
この毘沙門天の足もとには女神さまがいます。
女神さまもこのような髪型をしていらっしゃいました。
次は、京都・松尾大社の神像へ。
「女神坐像(じょしんざぞう)」=市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
「男神坐像(だんしんざぞう)」=大山咋神(おおやまぐいのかみ)
「男神坐像(だんしんざぞう)」=御子神
それぞれ平安時代 9世紀のもの。
私は、10年以上前に京都の松尾大社を訪ねて
御神像三体を拝観したことがありましたが
まさか、九州でお目にかかれる日が来るとは思いもよりませんでした。
京都・大将軍八神社の
「童子形坐像(どうじぎょうざぞう)」。
平安時代 12世紀のもの。
大将軍八神社の方徳殿(収蔵庫)で
神像を拝観したことがあります。
武装した男神像や束帯姿の男神像のイメージが強かったので
この「童子形坐像」の愛らしさに惹かれました。
以上、九州国立博物館の特別展「国宝 大神社展」で
印象に残ったことを書きだしてみました。
この特別展は、3月9日(日)までの開催です。
途中、展示替えがありますのでご注意くださいね。
※九州国立博物館 公式サイト
⇒ http://www.kyuhaku.jp/
⇒ http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s34.html
※特別展公式サイト
⇒ http://daijinja.jp/
当ブログは、九州国立博物館の第29回「ぶろぐるぽ」にエントリーしています。
展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
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