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【本】 「藤原道長―男は妻がらなり」 著:朧谷寿

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 本のご紹介です。

藤原道長の直筆日記『御堂関白記』が
世界記憶遺産に登録されることが決定したのをきっかけに
藤原道長に関する本をいろいろ読みたいと思っています。

遅ればせながら2007年に発行された
朧谷寿先生による「藤原道長―男は妻がらなり (ミネルヴァ日本評伝選)」を読了。

 ※ミネルヴァ書房での紹介ページ
 ⇒ http://www.minervashobo.co.jp/book/b49407.html

一言でいうと面白かったです

『御堂関白記』をはじめとする同時代の貴族の日記や
『栄花物語』『大鏡』からの引用だけでなく、
様々な研究者の方による説のご紹介や
小説家によって描かれた藤原道長像も引用されており、
藤原道長の姿がより立体的にイメージできそうに感じられます。

道長の周囲の人物たちについても
いろいろと知ることができて嬉しかったです。

また、朧谷先生ご自身による体験談も交えてあり
楽しく読むことができました。


(この本を読む前に 倉本一宏先生の
三条天皇―心にもあらでうき世に長らへば (ミネルヴァ日本評伝選)」や
藤原道長の日常生活 (講談社現代新書)」を読んでいたため
この時代の人物のことがある程度、頭に入っていたことも大きいのかもしれません。)


藤原道長―男は妻がらなり (ミネルヴァ日本評伝選)」が発売された2007年といえば、
京都国立博物館で開催された特別展
「金峯山埋経一千年記念 藤原道長―極めた栄華・願った浄土―」を鑑賞したり、
友人たちと永井路子さんの講演会を拝聴したりしたのを懐かしく思います。

もっと早くにこの本を読めばよかったです〜。

藤原道長―男は妻がらなり (ミネルヴァ日本評伝選)著者 : 朧谷寿ミネルヴァ書房発売日 : 2007-05ブクログでレビューを見る»




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