2月6日、太宰府でのこと。
西鉄「福岡(天神)」駅で
『太宰府散策きっぷ』を購入し、
西鉄電車に乗って太宰府市へやってきた私。
この日は、雨や雪が降る寒い一日でした。
最初に訪ねたのは、観世音寺です。
かつて七堂伽藍が並び「府の大寺」と呼ばれた観世音寺。
天智天皇が筑紫<朝倉橘広庭宮>で亡くなった
母・斉明天皇の菩提を弔うために発願し
天平18年(746年)に完成しました。
正式には、清水山普門院観世音寺といいます。
『源氏物語』<玉鬘>巻において
清水の御寺(しみずのみてら)、観世音寺
というように、その名が登場します。
観世音寺 参道入り口
参道を進むと講堂が見えてきます。
参道は木々が生い茂っています。
冬のシンと冷えた空気の中、お詣りするのもいいものですね。
新緑の季節になると緑が鮮やかでとっても綺麗なんですよー。
左側:金堂/右側:講堂
現在の講堂は、江戸時代の再建。
南面して建っています。
創建当時の講堂は現在の約2,5倍の大きさだったのだとか。
現在は、聖観音立像が堂内にいらっしゃいます。
境内には、五重塔(ごじゅうのとう)の
中心の柱である心柱(しんばしら)を
据えていた礎石<=心礎>があります。
どんな五重塔だったのでしょうね。
金堂は江戸時代に建てられた仮堂の後身といわれています。
しかしながら、かつての向きと位置は今も変わらずにあるのだとか。
講堂が南面して建てられているのに対して、
金堂は東面して建てられています。
現在、堂内には不動明王立像がいらっしゃいます。
鐘楼にある梵鐘。
日本最古の梵鐘のひとつで白鳳時代の銅鐘。
観世音寺の鐘の音は、
大宰府で最期をむかえることとなった菅原道真も聞きました。
宝蔵<収蔵庫>。
観世音寺には素晴らしい仏像が残っていることで知られています。
平安時代から鎌倉時代にかけて造られた
仏像18躯・石造狛犬・舞楽面などが安置されており、
すべてが国の重要文化財です。
それらの内、約5メートル前後もある巨大な仏像
<馬頭観音立像・不空羂索観音像立像・十一面観音立像>もあり、
圧巻です!!
見上げていると首が痛くなるほど。
宝蔵への入館料は
『太宰府散策きっぷ』のクーポン券で
割引が適用されます。
大好きなお寺のひとつです。
ご朱印を希望される方は宝蔵の受付で申し出るといただけます。
※このブログ記事での文章は、私が過去に作成したページで書いたものを転載・編集しています。
当方のwebサイト『花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜』内、こちらのページもどうぞ。
・源氏物語ゆかりの地をめぐる 遥かなる筑紫 太宰府 > 観世音寺
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☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本
西鉄「福岡(天神)」駅で
『太宰府散策きっぷ』を購入し、
西鉄電車に乗って太宰府市へやってきた私。
この日は、雨や雪が降る寒い一日でした。
最初に訪ねたのは、観世音寺です。
かつて七堂伽藍が並び「府の大寺」と呼ばれた観世音寺。
天智天皇が筑紫<朝倉橘広庭宮>で亡くなった
母・斉明天皇の菩提を弔うために発願し
天平18年(746年)に完成しました。
正式には、清水山普門院観世音寺といいます。
『源氏物語』<玉鬘>巻において
清水の御寺(しみずのみてら)、観世音寺
というように、その名が登場します。
観世音寺 参道入り口
参道を進むと講堂が見えてきます。
参道は木々が生い茂っています。
冬のシンと冷えた空気の中、お詣りするのもいいものですね。
新緑の季節になると緑が鮮やかでとっても綺麗なんですよー。
左側:金堂/右側:講堂
現在の講堂は、江戸時代の再建。
南面して建っています。
創建当時の講堂は現在の約2,5倍の大きさだったのだとか。
現在は、聖観音立像が堂内にいらっしゃいます。
境内には、五重塔(ごじゅうのとう)の
中心の柱である心柱(しんばしら)を
据えていた礎石<=心礎>があります。
どんな五重塔だったのでしょうね。
金堂は江戸時代に建てられた仮堂の後身といわれています。
しかしながら、かつての向きと位置は今も変わらずにあるのだとか。
講堂が南面して建てられているのに対して、
金堂は東面して建てられています。
現在、堂内には不動明王立像がいらっしゃいます。
鐘楼にある梵鐘。
日本最古の梵鐘のひとつで白鳳時代の銅鐘。
観世音寺の鐘の音は、
大宰府で最期をむかえることとなった菅原道真も聞きました。
宝蔵<収蔵庫>。
観世音寺には素晴らしい仏像が残っていることで知られています。
平安時代から鎌倉時代にかけて造られた
仏像18躯・石造狛犬・舞楽面などが安置されており、
すべてが国の重要文化財です。
それらの内、約5メートル前後もある巨大な仏像
<馬頭観音立像・不空羂索観音像立像・十一面観音立像>もあり、
圧巻です!!
見上げていると首が痛くなるほど。
宝蔵への入館料は
『太宰府散策きっぷ』のクーポン券で
割引が適用されます。
大好きなお寺のひとつです。
ご朱印を希望される方は宝蔵の受付で申し出るといただけます。
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