平安時代好きブロガー なぎ です。
京都市下京区にある風俗博物館のこと。
2024年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。(❝ ❞はレジュメまたはパネルより引用)
この記事は 展示② の続きです
③平安の遊び ~偏つぎ~
【偏つぎをする成人女性と少女・・・畳には偏つぎの札が置かれています。】
【畳の上に置かれた偏つぎの札】
❝偏つぎとは、主として女性や幼い子が漢字の知識を競い合った遊びで、偏と旁(つくり)に分かれた札を使った様々な遊び方がある。❞
【偏つぎの札を手にした少女】
右手に持っている偏と左手に持っている旁を並べると「呼」になりますね!
成人女性の前には偏と旁を並べた「和」や「清」といった漢字ができています。
ちなみに、左側の女性は、単の上に袿を重ねて着た袿姿。
鬢削ぎ(びんそぎ=髪を一部短く切ること)があり、紅袴を身に着けていることから既婚の成人女性であることがうかがえます。
右側の少女は単の上に衵(あこめ)を重ねた衵姿。
鬢削ぎはまだ無く、小袖や袴は濃色(こきいろ)です。
風俗博物館の展示ではこうした違いも楽しむことができておもしろいです。
【索餅(さくべい)・削り氷(けずりひ)、椿餅、梨や柑(こうじ)】
よく見ると、襖障子の奥にちらっと見えました。Σ(゚Д゚)
偏つぎの合間にそれぞれ甘いものをつまむのでしょうか。
【外から見た様子…格子と巻き上げられた御簾が見えます】
こういう構図を見られるのも風俗博物館ならでは