平安時代好きブロガー なぎ です。
2024年5月のこと。
大津市歴史博物館において4月27日(土)~5月19日(日)まで開催されていた企画展「紫式部と祈りの世界」を鑑賞しました。
(「紫式部と祈りの世界」を見たいがために今回の旅程を組んだのでした)
【企画展「紫式部と祈りの世界」チラシ】
<主な展示作品>
・紙本著色紫式部聖像[室町時代/石山寺蔵]
とても大きな紫式部の姿に圧倒されます。紫式部もまた信仰の対象でした。
・国宝 金銅藤原道長経筒 伴延助作[寛弘4(1007)/金峯神社蔵]
藤原道長が金峯山に納めた経筒。願文、そして道長の名が刻まれています。
・国宝 宝相華文経箱[長元4(1031)/比叡山延暦寺]
道長の娘、彰⼦が⾃ら書写した『法華経』を⽐叡⼭延暦寺の横川に奉納する際に納めた経箱。
経箱に施された宝相華の文様がとても美しかったです
平安時代…紫式部が生きた時代に制作された仏像の展示もあり、それぞれ柔和なお顔とお姿。
大変見ごたえのある企画展でした!
展示解説パネルの内容がとても詳しく大津市歴史博物館公式ホームページの企画展「紫式部と祈りの世界」のページからダウンロード(PDF)できるのがありがたいです。
さらに道長の経筒や彰子の経箱について願文の現代語訳がパネル展示もされており、こちらも公式ホームページからダウンロードできるので理解の助けとなりました。
展示を見に行けてよかったな、としみじみ…。
私は信仰にまつわる展示に惹かれるようです。
【ワークシートに参加したので限定ステッカーをいただきました。私は彰子さまをチョイス】
さて、会場を出るとこんな撮影スポットが!
【なりきり仏(ふぉとけ)スポット。様々な持物(じもつ)が置かれています】
持物によって、それぞれのポーズができるのでした。
薬師如来のポーズ 聖観音菩薩のポーズ 十一面観音菩薩のポーズ 地蔵菩薩のポーズ【薬師如来のポーズ、聖観音菩薩のポーズ】
【十一面観音菩薩のポーズ、地蔵菩薩のポーズ】
【「なりきり仏(ふぉとけ)スポット」に私も挑戦】
錫杖と水瓶を持って十一面観音菩薩のポーズ!(ショールは友達の私物です。)
こちらの十一面観音菩薩のポーズは奈良の長谷寺のものと同じだそうです。
長谷寺もまた平安時代の貴族による参詣が多かったお寺で、『源氏物語』では玉鬘がお詣りしていますね!
こうしたフォトスポットもおもしろいと思いました。
大津市歴史博物館
https://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/index.html
滋賀県大津市御陵町2-2